曇った日の天文学です(笑)

東の空に木星と土星が並んで居るのをご覧になっていますか?
実は今年の12月に、大接近します。
次回の大接近はは2080年3月15日、60年後です(角距離(見掛け上の最接近)が1度未満では)

木星の公転周期(太陽を一周する期間)は約12年(11.861983年)。
一方の土星は約30年(29.457159年)。
単純計算では木星と土星が巡り合うのは最小公倍数?で60年

ですが実は、60年の間に木星は太陽を5回回ります(土星に5回近づきます)???
なんか変

でも、しかしながらそれぞれの公転軌道は傾いていて、
厳密(角距離その他)に会合するのは60年に一度(ほぼ同じ状態になる)です。
まあ説明が難しい事( ^ω^)・・・日食月食のサロス周期のようなものかな・・・

下は、アストロアーツ社のステラナビゲータでの再現画像です。
これを参考に実際の空をご覧ください。
そんなことより、木星が12年かけて公転するのを見届けるだけでもタイヘン(笑)
jupiter-saturn7月
上は今頃の東空。
下は11月で近づき中( ^ω^)・・・
jupiter-saturn11月
いよいよ12月21日大接近。
jupiter-saturn12月
円は月の大きさです。
0.5度。
jupiter-saturn12月大接近
jupiter-saturn
還暦の余談ですが。
12干支と甲乙丙の数字の10の最小公倍数が60年。
これが組み合わされて、六十干支となり60年目で一周し61年目を還暦。
ですから、60年間毎日が違う表現(毎日が、きのえいぬ(甲=きのえ、戌=いぬ)、
きのとうし牛 等・・・毎日が変わることになっていて、有名なのがひのえうま
満60年目のその日に正真正銘の同日になることから翌日が還暦になります。