「ほらほら、ちょっと力、入りすぎてるぞ!^^」
前回のお知らせの通り、今回から当分は「白い奇跡式スマッシュ」について、細部にわたってお伝えしていこうと思います。
これが完成してからというもの、相手の対応が「立ち位置が後ろになったり」「基礎打ちで初披露した時に”お!”と言われたり」「決定力が飛躍的に上がったり」と目に見えて変わっているので、スピードが遅いと感じている方におすすめです。
因みにですが、もっとも難易度が高い「奥からスマッシュを打つ場合」の打ち方のフォームなので、前目で打つ時には少し応用してお使いください。(まぁ、前目は難易度が低い分、それほどこだわらなくても決定力は高いと思いますが)
今回はラケットの握り方についてお伝えします。
握り方は、人によって何種類かに分類されますね。
例えば、
1.完全なイースタン(床に対して面が垂直)で、親指と人差し指の間の水かきがグリップと若干すき間がある(オーソドックスな握り)
2.完全なイースタン(床に対して面が垂直)で、親指と人差し指の間の水かきがグリップと若干すき間がない
3.若干斜めにもつイースタンとウエスタンの中間の握りで、親指と人差し指の間の水かきがグリップと若干すき間がある
4.若干斜めにもつイースタンとウエスタンの中間の握りで、親指と人差し指の間の水かきがグリップと若干すき間がない
など。
今回のフォームでは、4番を採用しています。
では、握り方を少し詳しく解説します。
1.まず、イースタン(床に対して面が垂直)で握ってみます
2.床に対して面が垂直になっているラケットフレームの天井側を少し内側に倒します
『YouTube Mana Channel【スマッシュが絶対変わる】ラケットの加速を上手に利用した4ステップ!の20分ちょうどくらいから https://www.youtube.com/watch?v=93OoLair0jc&t=403s』を参考にすると分かりやすいかと思います。
3.ラケットグリップの、内側の横面と細い斜め面の角(上面と斜め面の角ではない)が、親指の根本~親指の関節のちょうど中間あたりにあたるように握ります
4.人差し指~小指までの4本は意識はしていませんがくっついていて、その4本の指でグリップを握っている感じです
5.そこから赤ちゃんの手のようなイメージで少しだけ開きます、つまりグリップと親指の間が少しあきます
6.打つ時に握り込むことで5の"あき"が締まります
この握り方になった理由ですが。
純粋なラケットスピードは『完全なイースタン』に分があります。
理由は斜め握りだと60度くらいの回内ですが、イースタンだと90度回内出来ますからね。
でも、シャトルが面に当たる時って、思っているよりも"手前"なんです。
ゆっくり素振りをして、「イースタンの握りでちょうど面が前を向いた時にシャトルに当たるな」と思う場所は、実際は"もう打ち終わっている"場所で、まだ前を向ききっていないもう少し手前で当たっているようです。
スマッシュが遅い人は、これが原因の人が多いです。
スマッシュのフォームでドライブを打つ練習をした時に、途中で失速する場合は、試してみるといいかとおもいます。
次に、親指と人差し指の間の付け根の空間についてですが。
空いていると、握り込んだ時に、最後には付け根にぴったりつくように動いてしまうみたいで、その分だけ面が横にズレます。
そうすると、真っ芯に当てるのが「ズレを予測して振らなければならない分」難しいです。
ズレも毎回全く同じではないですしね、恐らく。
スマッシュの打ち方は、地域の大会で上級者を見ても、またBWFを見ても人によって打ち方は違います。
なので、遅くて悩んでいるみなさんには、色んな人のフォームを試して自分に合ったものを、身につけていただきたいと思いつつ。
このフォームは難易度が低く、初心者の方でも当たりやすいのではないか?と思っておりますので、1度試してみてはどうでしょうか。
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