東行記念館で開催中の企画展「東行庵のひみつ」から、高杉晋作が恋人うのに贈ったイギリス製の鞄をご紹介!
梅処は、晋作の恋人「うの」が出家した後の名です。高杉晋作没後、晋作の旧友たちはうのに対し誰か良い人と結婚して幸せになるようすすめましたが、彼女は自らの意思で晋作の墓守をする決意をしたそうです。そして明治42年(1909)に亡くなるまで、晋作の菩提を弔い続けました。
上の写真はそんなうのに晋作が生前贈ったイギリス製の鞄です。やぶれた部分には、縫い合わせた様子が見られることから、うのがこのカバンを大切にしていたことがうかがえます。うのの晋作への思いが見て取れるような資料です。
参考
東行庵初代庵主、谷梅処(参考)