浅草ハロウヰン六區~博多人形妖怪参戦② | 梶原正二博多人形工房 土の華 弟子日記

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博多人形伝統工芸士梶原正二先生の工房「土の華」でお世話になっている弟子Mの日記です。尊敬する先生のお人形紹介や、創作過程、修行アレコレなどお伝えします。博多人形の魅力を知っていただければ嬉しいです。

浅草ハロウヰン六區

展示作品、本日商品発送しました~。

博多人形は壊れ物なので、梱包梱包梱包梱包で四重くらいになるので、とてもかさばります。

きっと受け取られて驚かれるだろうなあ~と思いながら、飾り付けも大変なので、申し訳ないキモチ。滝汗

 

そして、「博多人形東京で通用しない説」をツイッターでも励ましていただき、ありがとうございます。笑い泣き

理由が、「安っぽい」ということなら、博多人形師は「芸術」ではなく「商品」を作るという発想があるからなのかとか、いろいろ想像してみますが、分からないですね~。

個人的には、博多人形の粘土の質感は、他の素材よりも制作が大変ですが、高級感があると思います。

「型物」は買いやすい値段ですが、それでも人形師が一つずつ全て手作業で作っているので、結構贅沢だとなと内部で見ていても思います。

コピーしているみたいに綺麗ですが、お客様がそう思ってくれるほど出来る様になるのに、10年以上熟練を要します。

 

別の理由として「絵のまま立体にする技術」を求められるようだと、それだと3Dプリンターで良いような気もします。

人形師が、人間として作るのであれば、どこかその人らしさが出て来るし、それが表現だと思うのですが、どうなんでしょうか…?

作者にやはり似ていたりしますもんね~。

これも兄弟子の作品ですが、メガネかけたら本人に似てるといつも思います。

その分、本人がどういう姿勢で人形を作っているかが透けて見えるので、恐ろしいのですが。

しかも、お客様の方が鋭く分かりますし、そこにお金を出すかどうかは更にシビアに判断されていると思います。

なんて、切々と考えても、よく分からないので、本当にお客様判断ですね。

というわけで、ぜひ、一度実物を御覧ください。m(_ _ )m

 

 

★2016年10月24日(月)~10月31日(月)

浅草ハロウヰン六區 「まるごとにっぽん」にて、博多人形妖怪展示販売。

 

★10月29日(土)11:00~16:00 妖怪絵付けワークショップ

・猫又、河童
・ドクロブローチ・ペンダント
・座敷童子、九尾の狐、猫又、提灯、河童マグネットなど
まだまだ増加中。