初めての富士ヒルクライムレース_準備、エントリー編 | BMCだからといって、弱虫ペダルの影響を受けたわけではありません

BMCだからといって、弱虫ペダルの影響を受けたわけではありません

ロードバイク4年目です。ライドのことや、購入したものの紹介などを中心に。

富士ヒルクライムレース2018に出ましたので記事にしました。

 

2016年に伊吹山ヒルクライムレースに出て以来2回目のヒルクライムレースです。

伊吹山ヒルクラに出たときは、これからヒルクラレースにじゃんじゃん出ようと思ったのですが、結局さっぱり出てないです。

理由はいろいろあるのですが、そもそもレースするほど練習しないし、競争心が低い方なんでしょうかね?燃えないんです。

でも私は登山の意味で富士山登ったことないので、それを今回は「富士山を上ったんだぜ、自転車で」という事実が欲しくなったのです。あとで誰かに自慢するためにね。

 

 

さて、富士山ヒルクライムレースは6月初旬に開催されます。エントリー開始は3月頭から。

当然エントリー開始してからエントリーするわけですが、重要なのは、エントリー開始前にホテルを予約しておかなければならない!ということです。

なんせ1万人も参加するわけですし、受付は前日のみですし、近場のホテルはすぐにいっぱいになってしまうからです。

富士ヒルクラ開催日の決定が2月頭。直後にホテル争奪戦が始まるわけです。

 

私がなんとなく富士ヒルクラに出てみようかなぁって調べ始めたのが2月中旬。

あれっ?これ出遅れてるかも?と思いつつ、早速ホテルを予約しようと試みました。最悪エントリーしないことになったとしてら、予約したホテルはキャンセルすれば良いわけですしね。

富士ヒルクラの受付やスタート地点となる会場は、富士北麓公園です。ここは河口湖の近くで富士急ハイランドの近くとも言えます。

「じゃらん」で検索してみるともうほとんど選択肢が残っていません。残っているのはカプセルホテルか高級温泉旅館か、極端だなオイ。高級温泉はあり得んやろ、消えた。カプセルホテルは今まで泊まったことないけど、疲れが取れなさそう。偏見かも。

仕方ない。ちょっと離れた場所で探してみよう。改めて富士五湖を地図で確認して、狙いを定めたのが山中湖。

検索してみると、それなりに選択肢がある。その中からコスト優先で微妙なホテルを選ぶ。どうせレース当日は早起きしてチェックアウトするし、寝れたらいいかと。(じゃあ、カプセルホテルでいいやん)

無事にホテル予約完了。それが2月。

3月になり、無事にエントリーも完了。これはもう走るしかない!

 

さて後はヒルクラに向けた軽量化である。練習も少しはしないとね。(普通は逆です!)

月日は流れ5月末。特に練習をすることもなく、どんどん月日は流れていた。そして私は風邪を引いていた。なかなか治らない風邪で、結局富士ヒルクラも風邪引きのまま上ってたな。

5月中旬から末、6月初旬はしっかり練習しておきたいところですが、風邪のためろくに練習出来ず。レースの一週間前、正に最期のもがきとして片知渓谷だけ上っておこうと練習しに行く。が、咳き込みがひどくて呼吸が続かず、初めて片知渓谷を途中でギブアップ。断念。下山することに。

ここまでくると、もういいやと割り切れる。

当然ローラー台に乗ることもなく、前日を迎えるのであった。

 

2018/6/9レース前日、早起きして早く家を出た。

その理由は早く受付を済ませて、サイクルエキスポを堪能し、山中湖を一周するためだ。できれば試乗会で散々試乗もしてみたい。

岐阜市にある我が家を出発し、美濃ICの方から高速道路に乗る。土岐JCで東海環状から中央線に乗り換え、富士山を目指します。

一気に諏訪PAまで走り、諏訪湖の写真を撮る。これが「君の名は」の舞台かぁ~と感慨にふけり、いざ富士北麓公園へGO。それにしても天気が悪い。明日のレースは大丈夫だろうか?

 

そしてバカな私は本当に一直線に富士北麓公園へ向かう。入り口に到着して警備員から注意を受ける。ここには車停めれないよと。

そうです、私、注意事項をさっぱり何も読んできてませんでしたー。

指定された駐車場に停め、周りを見渡してみると、皆さんロードバイクで受付に向かう様子。シャトルバスも捨てがたいけど面白そうなので自走で行ってみることに。

走り始めるとロードバイクの多さにびっくりです。会場までちょっとした上りなのですが、大量のローディー達がめっちゃのんびりゆっくり走っている。後ろに付くと本当にこけそうな程ゆっくり。この人達は本当にヒルクライムレースに出る人なんだろうか?あまりにも遅い。もしかしてわざと?レースまで力を温存しとくってやつか?

我慢できずに何度も抜いてようやく会場に到着。

会場に着くとこれまたびっくり。ロードバイク多過ぎだわ。めっちゃローディーいてるわ。すごいねロードバイク熱。

閑話休題。以前、レース会場で出場選手のロードバイクが盗まれるた事件があったよね。まさかとは思うけど、今回それが起きるかもしれない。これだけたくさんのロードバイクがあって、ピンポイントに自分のロードバイクが盗まれるなんてそうそうないとは思う。だけど、ロードバイクを停めた後、受付してる時間は気が気でなかったな。チキンな私は駐輪場へ何度も存在確認しに行ったよ。

 

さて、様々なブースを見て回っていると、かなり安売りしているではないか!

憧れのRaphaは最大60%OFFとのこと。rericは全て50%OFF。すごいね。みんなセール中のおばさんよろしく買い漁ってますわ。ここは負けてられない。

Raphaは売れ残り感が半端ないし、そもそもグレードやサイズ感が分からんのでパス。

rericは結構好きなので、グローブとビブショーツとインナーを購入。こういうのはたくさんあっても困らないからね。と、言い訳。

唯一気になったのがBMCのブースです。

2018年モデルからだいぶデザイン変わったなー。新デザインもいいよね!でももうBMCは買わないから。いくらネタのためとはいえ、3台もBMC買うのはあり得んから。

押すなよ押すなよ!じゃないからね。

つーか3台もロードバイク所有はないな。

 

 

 

ここまででもう疲れたので会場を後に。結局、試乗は一度もしなかった。

 

山中湖のホテルにチェックイン。今回お世話になるホテルのホテル名は伏せておく。ディスる気ではないが、なんとなく。山中湖の湖岸北東側にホテルが密集していて、その内の一つなんだけど、見つけるの苦労した。めちゃくちゃ分かりづらいわ。

チェックインして着替えて早速山中湖一周をしてみる。サイクリングロードが途中まで整備されていて快適に走れるのだが、太い道に出たら車道を爆走しなければならない。しばしの車との接近戦を交わし、途中からは交通量がぐっと減って走りやすくなる。一周20km弱です。景色はこちら。天気は曇りで富士山さっぱり見えない。

 

ホテルに戻ると他の宿泊客がチェックインしているところだった。そんなに大きなホテルではなく、半分民宿のようなところなので、お風呂もトイレも共同なのです。

一番風呂いただきだ!と急いでお風呂に入る。

お風呂は洗い場が5箇所で湯船はどう頑張っても一度に入れるのは4人が限界だろう。体を洗って一人で湯船につかっていると、先程チェックインしていた団体客がお風呂に入ってきた。歳は60前後のオッチャンが5人も入ってくる。皆さん全員でワイワイ言いながら体を洗っている。私は一人で湯船に浸かりながら5人のプレッシャー(お前が出ないと湯船がキャパオーバー)と闘っていた。

先鋒の1人が湯船に入ってきた。何とか耐えた。が、しかし息つく間もなく次鋒と中堅が連続攻撃を仕掛けてくる。チキンな私はここで負けた。副将が入ってくれば、間違いなく接触プレーになる。あたり稽古である。そうなればヒルクラレースどころではない。精神的トラウマを背負い込み、一生銭湯や温泉に入れない身体になってしまうかもしれない。

そそくさと脱衣所まで逃げ出すと、そこには女性がいるではないか!

「すみません、すみません」とその30歳前後の女性は脱衣所の着替えのカゴを持ってなんかゴソゴソやってる。どうやら入浴中のオッチャンの娘?のようで、着替えを準備していたようだ。私はバッチリ股間を見られ、放心状態のまま、オッチャン達のサイコロジカル的な波状攻撃に心から負けを認めるのであった。

 

さて、晩飯の調達である。というか外食したかったのだけど、歩いていける範囲ではそれっぽい店が無い。お一人様は得意中の得意なのだが、入る店が無いので困る。

車で出るか自転車で行けばいいのだけど、お酒飲みたいのでNGなのだ。仕方なくコンビニで適当に買ってお酒もバッチリ買ってホテルに戻る。きっと本気のクライマーはレース前夜にお酒は飲まないだろう。私はエセクライマーだし、折角の旅行なんだし酒飲まないなんてあり得んよ。

いつにも増してたくさん買い込み、部屋に戻って飲みながら明日のレースの準備をするのでした。すぐに終わると思っていた準備は、優柔不断と酔いが相まってめちゃくちゃ時間かかってしまった。

レース当日は駐車場が4:30開門。手荷物を預けるリミットが6:00。レースが7:00過ぎ。

起きる時間がよく分からないが、そこはサラリーマン。5分前行動じゃないけど、早め早めに動くことにしよう。

3:00起床。4:00ホテル発。コンビニ多分寄って4:30過ぎに駐車場着。あとはギリギリまで駐車場で寝る。というざっくりのタイムスケジュールを立て、酔っ払いは眠るのでした。

そしてなかなか寝付けない。決してレース前夜で興奮しているわけではない。単に風邪引いてて咳が止まらないのだ。風邪なのに酒飲むなんてアホやろ!と思いますよねー、私も思う。そもそも風邪引いててレース出るなよと。

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ