さー、レース当日の朝です。目覚ましが鳴る前に起きちゃいましたよ。緊張あまりしないタイプの私でも、やっぱり昂ぶってるんでしょうね。
ちゃっちゃと準備して出発、といきたいところですが、パッシブスキルの下痢が発動しました。もともと下痢し易い体質な上、早起きすると余計にダメだし、飲み過ぎた次の日はまず間違いなくダメ。しかも3時はめちゃくちゃ寒かった。
レーススタート会場のトイレは混むと評判なので、ホテルでしっかり用を済ます。
【第2類医薬品】ストッパ下痢止めEX(24錠)【ストッパ】
1,144円
楽天 |
そして出発。
指定された駐車場の富士急ハイランドに着くまで、またもやスキル発動でコンビニへ駆け込む。なんとか難を逃れ、レース会場に到着である。
駐車場では皆さんせっせと準備をしている。これは寝てる場合じゃないな、私も準備しよう。
2018年6月10日富士ヒルクライムレースは曇り後雨の天気予報で、5:00時点で今にも降り出しそうな空模様でした。
前々日の東京出張で昼飯後にysロードへ寄り、雨対策グッズを購入しておきました。
(リオン・ド・カペルミュール) Lion de KAPELMUUR サイクリング クリアレイン...
9,720円
Amazon |
ヴェロトーゼ トール・シューズカバー グリーン L(43-45.5)
2,200円
Amazon |
レインジャケットとレインシューズカバーです。
レインジャケットはウインドブレーカー替りになるし、普通に使えます。スタート直前まで着ておいて、下山中の雨もしのげ、なかなかのいい買い物でした。
レインシューズカバーは本来の目的とは別に、装着するだけで空気抵抗が減るという優れもの。効果は分かりませんでしたが、以前、土砂降りの中を走ったグランフォンド東濃を思えば絶対に付けておきたいところです。
準備完了です。駐車場で周りを見渡すと皆さんローラー台でアップしてます。中には走ってる(RUNしてる)人もいてます。すごいなぁと思いつつ、私は何もせず駐車場を後にするのでした。多分私がアップしたらアップでアップアップ。。。あっ、やってもーたか?
富士急ハイランドから富士北麓公園へロードバイクで移動です。
会場に到着後、リュックを昨日受付で受け取った袋に押し込み、荷物を預けます。預けるといっても袋に自分のナンバーシールを貼り付けて、指定されたカゴの中に放り込むだけです。
そして次に何していいのか分からないまま、流れに任せて自分のウェーブ(スタートグループ)へ移動しました。ここで気付いたのですが、スタート位置をなるべく前の方に確保するため、皆さんロードバイクを順番に並べていました。なるほどね、こういうことか!
私も並べてみる。それほどスタート位置は気にしてない。いや、まったく気にしてない。こんなことが気になる人は前日に酒を飲み過ぎないはずだ。
ロードバイクを自分のウェーブに並べ、これでスタートまでの1時間以上は暇ができた。朝っぱらか出店しているブースを覗いて回ろう。
シャア専用!手前は百式!
一番興味深い話が聞けたのはカーボンドライジャパン。ビックプーリーが欲しくなってきたわ!でも買わない。当面は。
そして3回目の軽量化をすることに。会場のトイレは1時間待ちも当たり前と聞いていたので、ハラハラしたが20分待ちくらいで順番が回ってきた。これで3回も軽量化を重ね、体重はおそらく63kgくらいになっているのでは?と思う。
体調は下痢と風邪でとても良い調子とは言えない。特に風邪は熱はないけど咳がひどい。先週の片知渓谷も呼吸がままならず上れなかった。今回、咳は出るがそんなに飛ばすつもりはないのでなんとかなるだろう。タイムを気にせずにただ上るだけなら問題なく上りきれると思う。
富士ヒルクライムレースはスタート地点から約1kmのパレードランの後、計測開始地点を通過してから24kmと長丁場です。でも平均斜度は5%台なので、レースマネジメントがしっかりできればそれほど苦しくないはずです。たぶん。
私の作戦は最初の内は足が回らないからのんびり走る。おそらく1合目までは抑え気味というか我慢のときだ。そして1合目以降から少しずつスピード上げていって、なんとかゴールの5合目までたどり着きたい。作戦というほどでもない。ざっくり過ぎやね。
さて、軽量化も済ませてブース巡りも飽き、することなくなった。しっとり靄ってたので、屋根のあるベンチでボケーとしてた。余りに暇で眠かった。近くにいた集団は台湾からの参加者だった。大騒ぎでテンション高かった。すごいね。だけどボクもう眠いから静かにしてね。
すると、係りの方が間もなく移動開始しますと案内しているではないか。
そうか、さっきロードバイク置いた位置がスタート位置ではないのか!なるほどなるほど、こういうのは参加してみないと分からないよね。急いでマイバイクのところへ戻る。そして移動の開始だ。
移動し始めても自分の置いたバイクのところへ戻ってきてない人がかなりいる。3割くらいいないのでは?他の人のロードバイクを踏まないように気を付けてマイバイクを押して移動である。
第1ウェーブから順に第2、第3と5分間隔でスタートしていく。暫く待ち、いよいよ自分達のウェーブのスタートが迫ってきていた。周りを観察すると、前の前のウェーブがスタートする頃にウインドブレーカーを脱いでいた。私も寒かったけど脱ぐ。きっとレース中は暑くなる。
スタート待ちで周りを観察していると、意外に皆さん荷物が多い。ボトルゲージを2つ付けたままにしてたり、サドルバッグ付けたままの人もいるし、ライト類の小物を付けている人もいる。携帯ポンプ付けてる人もいるなぁ。
うっ、そういえば最低限パンク修理だけはできる準備しておいた方がいいのか?25kmの道のりでスタート直後にパンクしたらどうする?回収車か?うーむ、今更だな。後は運に任せよう。
スタートを実況している方が、スタート地点に芸人の「アントキの猪木」がいて、左端からスタートすればハイタッチしてもらえると言ってる。TVは見ない私だが、ハイタッチにちょっと魅力を感じる。しかし、1番左側に位置するのは躊躇うな。最も遅いレーンということになる。序盤はのんびりいくつもりだけど、いくらなんでもそこまで遅く走らないだろう。
いや、ハイタッチしてから本当の計測開始地点に行くまでに好きな位置まで移動するだけなのだが、実況の方のスタート直後に転けないように注意してね、という有難い忠告連呼に、もしかして自分がコケるかも?と妄想が膨らむため、ちょうど真ん中辺りからスタートすることに。
さあ、いよいよ我々のウェーブのスタートである。
オラ、ワクワクしっぱなしである。緊張はしないが、この高揚感がたまらん!
3、2、1、スタート!
という掛け声と共に前の方から徐々に走り出す。
よっしゃー、いっくぜ~!
スタートゲートを通過するときに左側をチラ見したらアントキの猪木がいてる。わーい、頑張ってくるよー!
隣や前後のローディーと距離が近い。そしてめっちゃ低速!これは前の方が転けたら全ての人が転けるぞ。左のクリートは軌道に乗るまで嵌めず、五感をフル活動して慎重に走る。
暫く走るとバラけてきた。ここでしっかりクリートを嵌め、約1km先の計測開始地点まで移動する。
のんびり走ってたら、すぐ目の前に計測開始地点が迫ってきていた。通過とほぼ同時に慌ててガーミン先生もスタートさせる。ガーミンのレイアウトをレース用にしとけばよかったなとすぐに後悔。スタート時刻を覚えてなかったよ。結局自分のタイムはゴールするまで分からんかったし、当然ペース管理なんてさっぱりです。
本当のスタートを切るも、特に周りの動きは無いかなと思っていると、右からドンドン抜いていく人が結構いる。そしてその人をピッタリ付いて追いかける人、人、人。
ふむ、なるほど、こういう感じか。追いかけたくなる気持ちを抑え、焦ってはいけないと自分を諭す。オマエはローラー回してないから、いきなり足回らないからと。
それに1合目までは劇坂区間らしい。ここで頑張りすぎると最後までもたないだろう。
本当のスタートから2、3kmくらいまでは、12km/hくらいで抑えて走っていた。でも頭の中では計算していた。ブロンズ(90分以内にゴール)を目指す場合、24km/1.5h=16km/hのペースで走らないといけない。足が回り出したら少しずつペースを上げていこうと。
ちなみに左側のローディーは私である。動画ぐぐって、さくっと抜かれたところをキャプチャしたのだ(笑)
2、3km走ったところで足が回り出してきた。走行ラインはそれまで左車線の中央に位置していたが、センターラインに乗せてドンドン抜き始める。
根拠はないが、なんか今日は調子いい気がする。ほぼセンターライン上を定位置として右からぐんぐん抜きながら、ペースを上げ過ぎないようにと気を付ける。でも、このときオーバーペースだと思う。なんか調子乗ってた感じする。1合目に着く頃には前のウェーブの人達に追い付いたり追い抜いたりしていた。
1合目に着く頃、かなりいいペースで上っていた。自分と同じペースの人を見つけては後ろに付き、追い抜いては後ろに付いてもらったり、暗黙のローテーションをしたりしていた。しかし、長丁場のレースなので、ずっと一緒ということではなく、どちらかといえば見捨てることの方が多かったかもしれない。
私は常に右から抜いてばかりというわけではなく、前を走っている人に追い付いたら暫く後ろに付き、少しでも風避けをさせてもらいつつ、長丁場なのでちょっと休憩もしていた。休憩と言いつつも足をつくのではなく、チェンジペースってやつですな。
しかし、走りながら経過時間と走行距離から16km/hを保てているか計算したとき、若干下回っていることに気付く。4合目以降に少し下りと平坦区間があることは知っているが、そこでどこまで盛り返せるかが分からない。もう少し上げていこう。
今回はここまで。