私は25歳から実家を離れて1人暮らしをしていました。
それから5年経った頃、いろいろ思うところがあって、会社を辞めたのです。
その後、半年間無職生活を送っていました。
最初の3ヶ月間は無収入。
次の3ヶ月間は失業保険の手当が頼みの綱。
それなのに1人暮らしを続けていたのですから、当時はなかなかの度胸だったと思います。
貯金を取り崩す生活。
「いつまで持つかな?」と不安な毎日でした。
不安な中、私が始めたことは、「予算立て」でした。
予算を超えたら貯金が早く無くなってしまいます。
そのため1日で使える金額を決めて、その範囲内でやりくりすることを徹底しました。
無職生活が始まって3ヶ月が過ぎると、失業手当が入るようになります。
収入があるって、ホントに幸せなことですよね。
貯金の取り崩しをしなくてもよくなったので、心から安心したことを覚えています。
収入が入るようになってからも、予算生活は継続。
家計簿をつけながらの家計管理です。
毎日家計簿をつけていると、家計の全体像がわかるんですね。
生活費に使える金額がつかめるようになったので、家計のやりくりがしやすくなりました。
収入は少なかったけれどお金の流れを把握できていたので、不安な気持ちは少なく、少しずつ心の余裕が持てるようになったのです。
もう収入があるってホントに安心!
心の余裕って大事です。
だんだんと自分のやるべきこと、やりたいことが見えてきました。
未来のことを考えられるようになったことで、失業手当が終わるタイミングで、新しい仕事をみつけることができたのです。
派遣社員として働くようになり、収入は安定していきました。
そして、貯金もできるようになったのです。
お金に無計画だと、不安な気持ちでいっぱいになります。
けれども、家計の全体像を知ること、お金の流れを知ることで、置かれた状況に合った無理のない生活ができるようになります。
また、予算を立てることで、お金の使い方をコントロールできるようになります。
その結果、お金に対する不安が消えて、心に余裕が持てるようになるのです。
「心の余裕は、家計の全体像とお金の流れを知ることから始まる」
私が無職だった時代に得た気づきです。
この頃の気づきがきっかけとなって家計のやりくり力が身に付き、今の私の生活を安定させる大切な財産となっています。
だいぶ昔の話でしたが、何かの参考になるとうれしいです。