本日は長文になりました。本日の相場と今後の相場展開。16:23

<大証貴金属について基本知識>

 大証市場は、円安だけで上がることはありません。あくまでも円安は下値サポート要因であり、NY市場が上がるか下がるかを見極めるのが良いでしょう。

 相場の習性を考えた場合、ファンドと現物筋に大きく分けることが出来ます。ファンドは、当然現物に絡むことはなく、必ず反対売買をしてきます。しかも、ファンドが大きく動くことによって、行き過ぎの相場を演じます。そこに存在感を発揮するのが、現物筋です。現物価格と比較し、NY価格が割高であれば売り、割安であれば買います。そのようにして、価格は形成されるわけです。

 20年以上前は、海外ファンドがNY市場を売り姿勢であったため、日本貴金属相場は下落し、多いの人は日本市場での一般投資家の買いを懸念したこともあります。ただし、根本は今も昔も結局、海外ファンドの動向が相場を左右するということになります。

<現在の会員サイトポジション>

大証金:8730円以下での買い玉。ストップロスと利食い目標設定中。

大証白金:4540円以上での売り玉。ストップロスと目先利食い価格設定中。

日経225:31200円以上、最小枚数の売り玉。ストップロスと利食い目標設定なし。

会員サイトでは、朝に売買指針を掲載しております。

<本日の日本市場ポイント>

 15時ドイツ輸入物価指数が市場予想を下回ったことで、ユーロ安・ドル高に振れ、円は140円台で介入警戒感から若干高くなりました。

 15時前に、南ア・ランドが若干反発したことで、NYプラチナ時間外取引でマイナス幅を縮小させました。

【大証金】

 大証金は、引き続き買い主体でトレードしたいと思います。ポジションは、上記で示している通りです。NY金市場における大口投機家(ファンド)の買いポジションが、先週末の数字より推定20000以上減少したと思われるため、NY金市場では下げ渋りを見せていると判断しております。しかも、相場が下落すると各国中央銀行の買いが入りやすいのも、相場のサポート要因と考えます。しかし、今回のようにファンドが買いポジションを決済し、透かさず買い直しをするとは考えにくく、引き続き一定レンジ内を意識しておくのが良いでしょう。

【大証白金】

 やはり、大証白金は下げてきました。本日の会員サイトでは、ストップロスを以前よりも低く設定し直し、目先の利食いを〇〇〇〇円以下としました。会員様の中で、本日利食い成立した方もいたと思います。

以前から指摘していますが、プラチナの取り巻く環境は良いとは言えません。ただし、南ア・ランドが反発すると、それを好感しNYプラチナも反発することは考えられます。しかし、そのような反発場面は売りを意識するのが良いでしょう。

25日一般コメントで指摘したように、ファンドの大量買いポジションが存在していることから、NYプラチナは1000ドルを下回った方がスッキリすると考えます。

【日経225】

 本日は、日経225は530円安で取引終了しました。

正直、天井を意識するのは時期尚早と考えます。まだ形ができておりません。私は、2日間の相場動向が重要になると考えます。その間に反発できなければ、徐々に上値が重くなると考えます。

 最少枚数の試し売りは、現状維持とします。

無料会員サイトは、金・白金の場合、9時前後更新いたします。日経225は、9時30分~10時を予定しています。会員サイトと一般サイトは、同じ見解であり、トレンドに関して会員サイトが明確になっております。お客様、会員様は日々の短期トレンドをご確認ください。

 お分かりにくい点もあるかと思いますので、その時はお気軽にお問い合わせください。TEL 080-4653-1005(高橋)

first_traders_ts@yahoo.co.jpまで、メールにてお問い合わせください。

なお、会員も募集しております。お気軽にご参加ください。

 

当サイトは、商品先物取引に関して、私共の個人的な相場観を書いております。数字や予測値も個人的な見解です。本ブログの内容は、私共が信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成しておりますが、その正確性・安全性を保護するものではありません。売買は必ず、ご自身の判断で行ってください。

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