前回の 姉の『膵臓ガン』その① の記事にたくさんのアクセスやコメントをいただきありがとうございました
正直驚きで…
膵臓ガンと懸命に闘い、一生懸命生きた姉のお話しを読んでいただきたくて書いた記事に、温かいメッセージやコメントを下さった皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました
その姉は…2019年8月に他界しました。
告知を受けて闘病が始まりたった1年で…あっという間に逝ってしまいました。
では、前回の記事『姉の膵臓ガン』その① の続きを書きたいと思います。
前回同様素人目線の自己中心的な感情で、不愉快な気持ちにさせてしまうところが多々あるかもしれませんが…どうかお許し下さい
免疫治療後、姉は少し体調が良くなり元気も出て食事も少し摂れるようになり…気分的にも安定していました!
最初の検査の時の腫瘍マーカー値は6,000。
これが免疫治療後4,000までに下がり、姉自身も家族も主治医も喜びと驚きでした
絶対に治る!という自信もついて、食べ物も少し食べられるようになった嬉しさ、必ず良くなると期待に満ち溢れ、精神的にも肉体的にもかなり回復したと思います。
そして手術に臨むべく様々な検査をした結果、胆管がガンで狭まり胆汁の流れが悪くなって黄疸が出始めてしまったのです…
腹痛や発熱もあり、元気だった体調がみるみる悪化していきました
急遽「内視鏡的経鼻胆道ドレナージ」という、鼻から管を入れて胆汁の流れをよくするという治療を行うために入院することに
小さなプラスチックケースをポーチみたく肩から下げて、詰まった胆汁を排泄してポーチに溜める仕組みになっていました。
周囲には同じようにポーチを肩に掛けて廊下や談話室を歩く人達が大勢居て…何とも印象的な風景でした
「胆道ドレナージ」は普通痛みはないと説明を受けましたが、やはり人それぞれで
姉の場合は顔が引きつるように痛み、辛そうでした( ノД`)…。
まだ自分で歩けていたものの、足元はフラフラしておぼつかない様子でした。
せっかく落ち着いていた体調がどんどん悪化してしまいました
食欲も落ちてロクに食べられない、痛みで眠れない・・・、体力も落ちてしまい、辛そうで見ていられませんでした
手術は先延ばしになり、とりあえず今の症状が落ち着くのを待ってから手術を行う予定に決まりました。
ところが・・・
症状は落ち着くどころか悪化し、ガンは増殖して大きくなり姉の身体を徐々に支配し始めたのです・・・
腹膜に播種が見られ、手術が出来ない状態になっていました。
少し前からお腹が痛いと泣いていた原因は、腹膜にガン細胞が散ってしまったせいだったようです
そして肝臓への転移も見られると説明を受けました。
ガンの勢いが思いのほか強くて早くて。
主治医は淡々と姉の今の状態を説明し、手術ができなくなってしまったので、今後は化学療法でガンを叩く治療をするしかないと言いました。
もう少し早く手術ができていたら姉はどうだったのだろうか。
息子の19歳の誕生日を祝うことができただろうか。
旦那さんとの結婚記念日に計画していた旅行に行けただろうか。
大好きなお酒をもっともっと楽しく飲むことができただろうか。
あの時すぐに手術に対応してくれる病院に転院していたら、姉のガンは消えて失くなっていたのかな…。
姉自身もきっと、私達家族も皆同じ事を思い、今だに後悔は消えません…
続きはまた次のブログに書きたいと思います。
読んで下さりありがとうございました