一眼カメラのタイマー機能付き互換レリーズ・リモコンの設定や使い方

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一眼カメラのタイマー機能付き社外レリーズ・リモコンの使い方 便利グッズ

一眼カメラであると便利なのがタイマー機能付きレリーズで、圧倒的に互換品がコスパでおすすめです。ロワジャパンなどなど様々なメーカーから互換のタイマー機能付レリーズ・リモコンが発売されていて、デザインに微妙な違いはあるものの、機能や使い方はほぼ一緒です。

今回は、一眼カメラ用のタイマー機能付きの社外互換レリーズ・リモコンの使い方や設定例などを解説します。

タイマー機能付きの社外レリーズの使い方

一眼カメラのタイマー機能付きリモコンは、リモコン側で撮影間隔やバルブ撮影時のシャッタースピード、撮影枚数などが設定できるので、インターバル撮影機能がないカメラでも、タイムラプス撮影が可能になります。

タイマー機能付きの社外レリーズの使い方

①照明・ロックボタン

照明・ロックボタンは、レリーズの液晶画面のバックライトの照明を点ける為のボタンです。

短く押すと約5秒間バックライトが点灯し、その後自動的にバックライトが消灯し元に戻ります。暗い場所で使用する場合はバックライトが便利です。

長押しすると照明・ロックボタン以外がロックされ無効になります。ロックを解除する時はもう一度長押します。

②タイマーのスタート/ストップボタン

タイマーを作動させる為のボタンで、撮影をスタートする時に押します。もし撮影の途中で停止したい場合は再度押すと撮影がストップします。一度停止すると設定した枚数は最初の枚数にリセットされます。

③タイマー設定十字ボタン

タイマーの各種設定の際に使用する上下左右に動かせる十字ボタンと、設定を決定するSETボタンです。

④シャッターボタン

タイマー機能なしの一般的なレリーズと同様のシャッターボタンです。タイマー設定に関係なく、このボタンを押せばシャッターを切ることができます。また、このシャッターボタンはレリーズの電池が無くても通常のレリーズとしても使用できます。

シャッターボタンを半押しでAFやAE、全押しでシャッター、ホールドでシャッターを押しっぱなしの状態になり連射やバルブ撮影が可能になります。

タイマーの設定方法

各種タイマーの設定をする場合は、リモコン中央にあるタイマー設定ボタンの【SET】を押します。十字キーで設定したい箇所を選択し、十字キーの上下で数値を変更します。設定できたら【SET】を押して完了です。

DELAY:撮影開始時間

【DELAY】は、スタートボタンを押してから何秒後に撮影を開始するかを設定します。カメラのセルフタイマーと一緒で、カメラ本体のセルフタイマーは2秒、5秒、10秒のみが一般的ですが、リモコンの設定は時間、分、秒単位で自由に設定できるので非常に便利です。

DELAY:撮影開始時間

DELAY:撮影開始時間

LONG:露光時間

【LONG】は、カメラの露光時間(シャッタースピード)を秒や分、時間単位で設定します。LONGを設定する場合は、カメラ側はバルブモードにする必要があります

バルブモードを使用しない場合は、露光時間の設定は00:00:00でOKです。

LONG:露光時間

LONG:露光時間

撮影中のリモコンの液晶は、残りの露光時間が表示されます。

LONG:露光時間 撮影中の画面

撮影中はランプが赤になり、残りの露光時間が表示される

INTVL:撮影間隔

【INTVL】はインターバルの事で、撮影間隔の時間設定をします。複数枚撮影する場合の次のシャッターまでの間隔を設定します。最短1秒の設定が可能ですが、カメラやSDカードの書き込みスピードが遅い場合は、撮影間隔を最短でも2~3秒に設定した方が失敗はないと思います。

INTVL:撮影間隔

INTVL:撮影間隔

N:撮影枚数

【N】は撮影枚数を設定します。設定した撮影枚数に達すると自動的にストップします。最大枚数は399枚までの設定しか出来ず、400枚以上撮影したい場合は「– – –」に設定にすると無制限になり、ストップボタンを押すと撮影が停止します。

N:撮影枚数

N:撮影枚数 最大が399枚

N:撮影枚数 無制限

N:撮影枚数 無制限は- – -に設定する

撮影中のリモコンの液晶は、残りの撮影枚数が表示されます。無制限に設定した場合は、撮影枚数は表示されません。

残りの撮影枚数が表示

残りの撮影枚数が表示。上の例では撮影中の分も含めて残り9枚

♪:操作音

♪はリモコンの操作音のオン・オフの設定をします。音が鳴るタイミングは、SETボタンを押した時、または露光中に1秒ごとに音が鳴り続けます。通常は操作音はオフにしておいて問題はないと思います。

操作音の設定

通常は操作音はオフでOK

設定例

1分30秒の露出時間で20枚

バルブモードで露出時間を30秒よりも長くして、複数枚を連続で撮影するようなシチュエーションの場合は、以下の様に設定します。

  • DELAY ⇒ 00:00:00
  • LONG ⇒ 00:01:30
  • INTVL ⇒ 00:00:02
  • N ⇒ 20

レリーズ側でタイムラプス

タイムラプス用の撮影をレリーズ側で設定する例です。カメラにインターバル撮影機能がない場合も以下の設定で可能です。例えば、雲が流れるような風景のタイムラプスであれば、カメラ側の設定は絞り優先モードにしておいて、あとはレリーズで撮影間隔と撮影枚数を設定すればOKです。

  • DELAY ⇒ 00:00:00
  • LONG ⇒ 00:00:00
  • INTVL ⇒ 00:00:08
  • N ⇒ – – –

星景でインターバル撮影する場合は、カメラ側の設定はマニュアルモードで任意のシャッタースピードにしておいて、あとはレリーズで撮影間隔を2~3秒にして撮影枚数を設定すればOKです。

  • DELAY ⇒ 00:00:00
  • LONG ⇒ 00:00:00
  • INTVL ⇒ 00:00:02
  • N ⇒ – – –

まとめ

純正であっても互換品であってもタイマー機能付きレリーズは、ボタンの位置や使い方はほぼ一緒で、ボタンが多くて設定が難しそうですが、何度か使用すれば、直ぐに慣れるので誰でも簡単に使いこなせるかと思います。

バルブモードにして30秒よりも長い露出時間で複数枚撮影する場合に、タイマー機能付きレリーズがあると一定のシャッタースピードと間隔で撮影が可能なので、赤道儀を使った天体や星景撮影では必須アイテムかと思います。

カメラ本体にはインターバル撮影設定で露出のばらつきなどを低減する機能が備わっている事が多いので、タイムラプス目的で撮影する場合は、タイマー機能付きレリーズではなくカメラ側で設定した方が良い場合もあるので、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。