ドイツに来てから早十数年、あしげく通った場所と言えば、ドイツ語学校ならぬ市民プール。

ええ、ドイツ語学校は結構サボったけども、プールには週一、時には週二で今現在も通っている。

なぜなら、そこではドイツ人との裸の付き合いを通して、ドイツ社会が垣間見えるから、、、。

そして、私の居場所があるから(気のせい)、、、。

前回、まさかうちの近所のスーパー付近で水泳仲間のおばちゃんに声をかけられるとは夢にも思っていなかった。

それで、声をかけられたからには水泳部、復活をしないと、、、という義務感(?)が芽生え、早速その週の水曜日(水泳の水曜日)に気合を入れて市民プールへ出かけて行った。

いやー本当、かれこれ三年ぶりですわ。

まず、水着がキツクなっていてびっくらこいた。

しばらく着ていなかったので、縮んだのかな?おいっ!

すっかり、肥えたんですわ。

で、プールに入ると、思いのほかたくさんの人達に声をかけられた。

え~、久しぶりじゃないの。

元気だったの?

国に帰っていた?

もう、泳ぐの止めたのかと思ったわ。

などなど。

まじか。みんな、それなりに気にかけてくれていたとは。

ここには、私の居場所があった、、、。ちょっと感動。

そのなかでも、ひと際大声で声をかけてくれた人が、なんと、前回窓から大声で叫んできたおばちゃんである。

あの、ドイツ人にしてはド派手なTシャツを着ているおばちゃんである。
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この日は♡が散りばめられた超キュートなTシャツをお召しになっていました。

しかーし、ごめんよおばちゃん。

先に謝っておくけど、おばちゃんの印象は、海藻を頭にくっつけた海洋生物として記憶されていたの。

だって、おばちゃんてば、スイムキャップをかぶらないから、顔が常に髪の毛に覆われているのよ。

それで、水中で不思議な動きをしているから。

そう、彼女はジグザグ泳ぎの名人で、よく人にぶつかるし。

いきなり、大声で世間話を始めるし。

シャワールームでは誰にでもすっぽんぽんで近づいて話しかけてくる。
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倫理上、この絵ではバスタオルを巻いてもらっていますが、いつもはスッポンポンで、目のやり場に困ります。

いやぁー、今まではちょっと危険な人かと思っていたけども。

いやぁー、他のドイツ人の表情からすると、ちょっと風変わりな人の部類かもだけど。

いやぁー、彼女にちょっと好かれてしまったかもだけど。

何だかプールに行くのが楽しみになって来たよ。

伝染病が少し落ち着いて、でも、おっかなびっくりでプールへ行ってみたけれど、コロナ前と少しも変わらない状況だった。


こうして、ドイツ社会に溶け込んだ気にさせてくれる市民プール、今後も頑張って通おうと思います。



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本日もお付き合いありがとうございました。
北ドイツではドイツ人同士でも友達が出来にくいと、よく言われますが、付き合いが長くなると、意外と気にかけてくれるのだと思いました。まぁ、友達認定はされる事はないですが、、、。

いつも応援ありがとうございます♡

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