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【文学賞】第36回三島由紀夫賞・山本周五郎賞、決定!三島賞は朝比奈秋さん「植物少女」、山本賞は永井紗耶子さん「木挽町のあだ討ち」。パチパチパチ!

三島由紀夫賞◯朝比奈秋「植物少女」

◯朝比奈さん「植物少女」、アマゾンの紹介文はこちら!

美桜が生まれた時からずっと母は植物状態でベッドに寝たきりだった。小学生の頃も大人になっても母に会いに病室へ行く。動いている母の姿は想像ができなかった。美桜の成長を通して、親子の関係性も変化していき──現役医師でもある著者が唯一無二の母と娘のあり方を描く。

 紹介文にある通り、朝比奈さんは現役のお医者さん。「塩の道」(デビュー作「私の盲端」に収録)で林芙美子文学賞を受賞されています。「植物少女」はデビュー2冊目です。タイトルから気になりますね。で、受賞インタビュー見てたら、男性だった。そ、そうだったのか。

 

【三島賞他の候補作】

◯年森瑛「N/A」

◯小池水音「息」

◯野々井透「棕櫚を燃やす」

◯永井さん「木挽町のあだ討ち」、アマゾンの紹介文はこちら!!

疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。
語り草となった大事件、その真相は――。
ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!

 永井さんは砂原浩太郎さんと共に歴史小説家として注目の人でこの小説も話題になっていました。「商う狼」「女人入眼」も評判がよかったです。時代物、この頃、新しい人読んでないなぁ。読まなくちゃなぁ。

 

【山本賞他の候補作】

◯朝倉秋成「俺ではない炎上」

◯荻堂顕「ループ・オブ・ザ・コード」

◯吉川トリコ「あわのまにまに」

◯これまでの三島賞・山本賞関連記事はこちら!

 

 

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