五月も半ばを過ぎると梅雨の気配がしてくる。
庭木が葉を茂らせてきた。
サツキがたくさん咲いている。
それでも同じ木に赤と白2種類の花を付ける木は勢がないし、
わたしが好きなピンクの花をつける木は次第に花をつけなくなり、ついに抜いてしまった。
植えた場所が悪く、日照が足りなかったのだ。
一方庭木の消毒を任されたち絵さん、なかなか作業に取り掛からない。
噴霧器は準備してあるのだが、
「もう(虫たちは)羽化しちゃったわよ」とか
「枝が張ってきたから剪定してからがいいかもね」
などと一日延ばしに延ばしている。
消毒はわたしのテリトリーを外れたから、何も言わないが。
わが町には大きなバラの公園があり、毎年バラ祭りが開催される。
ち絵さんに「行ってみようよ」と誘われて、OKしたのだが、天候が優れない日が続いて、まだ実現していない。
昨日今日と晴れて気温も上がったが、
昨日はち絵さんの都合が悪く、今日はわたしがリハビリで疲れてしまった。
結局、なんだかんだ理由を見つけて日延べしている。
ほんとうはあまり乗り気じゃないのだ。
ち絵さんのことは何も言えない。