IE Business School留学記(Class of 2017)

スペインのマドリッドにあるIE Business Schoolでの留学記です。受験時から生活のことまで書き綴ります。

卒業式

2017-07-23 07:47:32 | MBA授業
7月21日、ついに卒業式の日がやってきた。
今まではMBAとそれ以外のマスターのコースは別に卒業式を行っていたらしいのだが、
今回から初めての取り組みとしてIE全体のマスターとしての卒業式を行うことになったらしい。
そのため人数が生徒だけでも1,000人以上、生徒1人当たり3人まで関係者を招待できるので合わせて4,000~5,000人は集まるという、
非常に大規模な卒業式となった。
会場はマドリードの空港近くにある国際展示場の1ホールを借り切っての開催である。
合同にしたことの利点としてはLLMや他のマスターのダブルディグリーに進んだ日本人学生とIntakeの時期は違うものの、
同じ卒業式に参加できるというのもある。
中々他の機会では会うこともそれほどないので、最後にまたここで会うことが出来たのは個人的には良かった。


他のマスターとの合同卒業式ということで、今回から海外の卒業式でよく見かける、
ガウンと帽子を被っての参加が強制になった。
今まではそういったやり方はとっていなかった+見た目がイマイチということで、
(後はガウンのレンタルに30ユーロ強支払わなければならないというのもあったかもしれない。なお帽子は持ち帰り可能)
セクションによってはボイコット運動のようなものもあったらしい。
とはいうものの、当日行ってみればほぼ9割がたの生徒はガウンと帽子を着用しており、
何だかんだで最後は合わせるんだなと何となく最後にはある同調性を感じていた。


一応式自体は18時からスタートの予定で、17時過ぎくらいには会場に向かうようにという連絡があったのだが、
実際に式が始まったのは18時30分過ぎ。
最後までスパニッシュタイムだと皆で言い合っていた。
学長の挨拶や来賓の祝辞を終え、その後に学位の授与の時間となった。
生徒が1,000人以上もいるのにどうやって1時間で配り終えるのかと思っていたが、
結局それぞれのマスター毎の副学長がそれぞれのマスター毎に学位を授与するというスタイルで、
同時並行的にMIM,MBA,LLMといった具合に4,5か所で学位の授与がセクション毎に流れ作業で行われた。
よって一人当たりの持ち時間は約10秒もない。
副学長と握手をして、写真を撮って終了である。
一応この一連の流れはストリーミングで流されていてインターネットでも見ることが出来るし、
会場の後ろの方にいる関係者たちも、後方にモニターが設置されているのでそれを通して、
それぞれが学位を受け取る姿を確認することはできる。
その際には生徒によっては子供を関係者席から連れてきて、一緒に写真を撮ったりして、
その度に会場から拍手が送られたり歓声が上がったりする。
やはり家族がいるのにMBAやその他の課程にチャレンジしたことに対する皆からの賛辞なのかもしれない。


その後は最優秀学生の発表や、最優秀ベンチャープロジェクトの発表、
最優秀教授の発表などが行われ、終幕となった。
結局30分から40分押しの運営で、終わったのは21時前後であった。


その後セクションの皆で写真撮影をしたりし、
人によっては会場に軽食とドリンクが用意されていたので、関係者も含めて歓談する姿が見受けられた。
個人的には何だか疲れていたのと、卒業したということで少し気が抜けてしまったのか、
それ以上会場にあまり残る気になれず、写真撮影を終えた後は家へと帰ってしまった。


ここで会わないともう会えない生徒も実際には多いことを思うと、
もっと彼等とコミュニケーションをとったりというのもあるのかもしれないが、
実際ここを離れて今後もずっと連絡を取り合える生徒がどれだけいるだろうか?
自分はMBAにて毎回日本ネタについて何らか触れるたびに、日本に来る際は是非我が家に寄ってくれと言っていたが、
本当にどれだけの人が連絡を取ってくれるのだろうか?
今の世の中は多くの人がFacebook等を通して繋がっているので、
何となく本当に分かれた気がそこまでしないのだが、
400人いたMBAの学生のうち、今後また実際に会えるのがどれだけいるのかと思うと、
ふと寂しさを最後には感じてしまっていた。













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