いつもブログを読んでいただきありがとうございます。院長の柳です。

 

今回は雨青舎のもうひとつの側面である神経学の分野について書きたいと思います。整骨院なんですが鍼灸、心理、自律神経の分野を深めていくと神経学は避けて通れません。

 

 

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時計回りに上からアメリカ依存症・強迫性障害学位、国際機関IC&RC認定カウンセラーディプロマ、日本アディクション医学認定書。これがあれば海外47カ国でカウンセラーとして関係機関で働けるようです。日本では知りませんが。九州で一人だけらしいです。なので、ちょっと真剣に書きます。

 

 

 

 

 

その神経学の中で我々が一番身近に感じるのがやはり自律神経の問題です。ここで質問です。自律神経の問題って何でしょう?よく聞く自律神経失調症って具体的にどういうことを指すのかイメージが湧きますか?実は一般に言われているこの自律神経失調症という言葉は広範囲すぎて、いまや何でもかんでも原因のよくわからない不調は自律神経失調症と言われていることが多いんですね。状態としてわかりやすいけど原因がよくわからない。そんな時に使われています。

 

ではもう一つ。昨今、有名芸能人が薬物などの問題、奇行、女性への暴行などで逮捕されたニュースを見た方も多いのではないでしょうか?テレビでなくとも身近にアルコールで豹変する方や、躁鬱のような気分の変化が激しい方、うまくコミュニケーションのとれない方など一人や二人いるのではないかと思います。

 

これら自律神経失調症と呼ばれているような身体の不調や、薬物・アルコールなどによる問題、躁鬱症状などが全てでないにせよ、ある一つの共通した問題による脳の機能異常が原因だとしたら皆さんはどう思いますか?

 

実は先ほど書いたような犯罪や人間関係が社会問題として深刻になっている国があります。アメリカがそうです。アメリカはこれらの犯罪や社会問題のために莫大な予算が毎年計上されていました。アルコール依存のほか全米人口の15パーセントが何かしらの薬物依存にあり、深刻な重犯罪が毎日のように起こるのです。そして犯罪と刑罰、犯罪と刑罰、、、が繰り返されるにもかかわらず犯罪や社会問題が減ることがない状況でした。

 

そしてアメリカ政府はある決断をします。犯罪を繰り返し犯す人を徹底的に調べていったのです。その時に最前線で指揮をとり、分析し、その後の治療モデルまで完成させた重要人物の一人にDr.ホルダーがいました。そのDr.ホルダーらが導き出した結果が『RDS(報酬欠陥症候群)』という病態だったのです。

 

 









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この一際大きなかたがホルダー先生です。お隣は日本の代表、遠藤先生です。ホルダー先生は14歳でマイアミ大学で神経毒の研究をしていたという知の巨人です。

 

 

 

 

RDS(報酬欠陥症候群)』は重犯罪の他、自殺の主要原因として関わっていることが政府の調査で分かったのです。今までの薬物乱用・依存に対し飛躍的に神経科学が進歩した『脳の10年』と銘打たれた時代にRDSをきっかけとして『アディクション医学』という新たな科学が生まれました。これが30年前のことです。。。

 

 

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これが報酬欠陥症候群に関わる資料、文献の一部です。かなり分析、研究がなされています。

 

 

 

 

話が大きくなりましたが実はこのアディクション医学による生物学的モデルに基づき、自律神経失調症と言われる症状や、躁鬱症状、発達障害をみていくと非常にたくさんの明るい可能性を感じずにはいられません。今後この分野については回数をかけてしっかり書いていこうと思っています。一人一人の生活、社会問題において大きなことですから。興味のある方は雨青舎まで。

 

 

 

 

 

 

 

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引用元:自律神経失調や気分障害の原因は?