基礎合奏のアイディア | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさんのバンドは基礎合奏をされますか。基礎合奏については以前も書いたことがありますが、

きょうは、ちょっとアイディア(というほどのものでもないですし以前にも書きましたが)について…

 

こんばんは。

トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

 

  基礎合奏

基礎合奏をされるみなさん、どんな目的でされますか。

これはホームページの楽譜倉庫の中の『基礎合奏スケール』のところでも少し書いています。

この中の『基礎合奏のすすめ方』というPDF。

 

 

さて、基礎合奏の目的…

『音出し』もあるかもしれませんし『基礎練習の代わり』かもしれません。『個々のチェック』かも…

あるいは『音のブレンド』や『ハーモニー感の育成』かもしれません。まだまだありますね。

いろいろな目的があると思うのですが、

目的を持って取り組むことが大切ですよね。

 

 

  ユニゾン

 

たとえば、『ユニゾンを合わせる』という目的を持ったとします。

その中にもまた、いろいろあると思うのです。

ただ1つの音をみんなで伸ばして音程を合わせる…

これだってある意味、『ユニゾンを合わせる』ですよね。

でも、ユニゾンを合わせるのって、単なる音程合わせ、ではないと思うのです。

むしろ、音程は結果的に合うと言えるのかもしれない、とも思うのです。

では、『ユニゾンを合わせる』には、ほかに一体なにがあるのか…

たとえば…

 

 

  ひとつの歌にする

 

それを演奏している全員で、おなじひとつの歌にする。

これも、『ユニゾンを合わせる』だと思うのです。

きっと、とっても有意義だと思うのですよね。

ハーモニーだとか第3音がどうしたとかの前に、むしろここから始まるようにも思うのです。

でもそのためには、ひとつの音のロングトーンではなく、なにか動きがある方がいい、

そんなふうに思うのですよね。

『動くロングトーン』と言われた先生もおられました。

そしてさらに…

 

 

  メロディ

 

たとえば、そう難しくない、なにかのメロディ、しかもそれは、ヴォカリーズ的なもの…

これをみんなで合わせる基礎合奏、これってもしかしたら有意義なのではないか、

そんなふうに思うのです。

もちろん、どんなふうに取り組むのかが大切なのですが…

みんなでひとつの歌にする、そんなイメージで合わせていく。

時には、楽器ではなくみんなで声で歌って合わせてみる。

このことの効果はこれまで何度も目の当たりにしてきたので、いいと思うのですよね。

さらに…

 

 

  ハーモニー

 

そのメロディは、24の調性にそれぞれひとつずつ。しかも、いろいろな拍子のものを。

さらに、それに簡単な伴奏、低音とハーモニーがつけられていたら…

うちのホームページにある『基礎合奏スケール』みたいなスタイルで。

これだったら、たとえば金管が伴奏して木管がユニゾンとか、その逆とか、

あるいはメロディは声で歌って伴奏は楽器でとか、その逆とか、

そして、パート練習や少人数でも合わせられる。

いいと思いませんか。

これ、書いたら需要ありますかね。売れる?

「うちのバンドでやりたい」と言う声があれば作ります。

 

さて、みなさんどう思われますか。