先日11月24日、日帰りで美濃と郡上を訪ねる旅に行ってきました。あえてクルマではなく、第三セクターの長良川鉄道に乗って旅してみたのですが、長良川に沿って自然の中を走る列車に乗るのも、素敵だったのです。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
美濃と郡上八幡
美濃と郡上八幡、どちらの街にも何度か訪れたことがあります。
ふと立ちよったり、演奏で訪れたり…
ちゃんと訪れて街歩きをしてみたい、そんなふうに思っていました。
泊まりで行くことも考えたのですが、ガイドブックを探しても、ないのですよね…
岐阜県といえば、飛騨高山と白川郷ばかりな感じなのです。
長良川鉄道沿線の、この２つの街、いろいろ調べて、行ってみることにしたのでした。
ちなみに長良川鉄道に乗るのも、多分初めてです。
美濃へ
列車の時間を調べて、朝７時前には家を出ました。
なにしろ長良川鉄道は１時間半に１本程度しかありません。
１本遅れると１時間半も狂うのです。
美濃について、まずは町並みの外れにある願念寺にお参り。
それから、『うだつの上がる町並み』を散策して歩きます。
うだつというのは、屋根の端に壁のようにちょっと高い子屋根みたいなのがついているもの。
火事の延焼を防ぐために考えられたらしいのですが、どの家にもこれがあります。
インスタはどれもスクロールして見てみてくださいね。
灯台
それから行こうと思っていたところ…
美濃和紙あかりアート館。それから、旧今井家住宅・美濃資料館。
両方ともお休みでした（泣）。
祝日の次の日は休館なのだそうです。そこまではわからなかったよ…
で、長良川まであるいてみました。
鉄道が出来るまでは、長良川の船が交通の要。
その船着き場と木造の灯台が残っているのです。
灯台のほとりに小さい神社が…
お参りしてきました。
そして、大正時代に出来た最古のつり橋、美濃橋に行ってみました。
紅葉もきれいだったのですよ。
美濃和紙
美濃は、和紙が名産。
美濃和紙を使った工芸品のお店が、町並みのなかにいくつかあります。
寄ってみました。
買わなかったけれど、和紙のやさしいやわらかなつくりに心が安らぎました。
郡上八幡へ
それからまた40分ほど長良川鉄道に乗って、郡上八幡へ。
お昼は郡上についてから、と思っていて行きたいお店も決めてあったので、
まっ先にそこへ向かいます。ところが…
「ごめんなさい予約でいっぱいなんです」と言われてしまいました（泣）。
やっぱり予約しないとダメだったか…
別のお店でお昼を食べて…
宗祇水を見ました。
飯尾宗祇が庵を結び、この水を愛用したのだそうです。
日本名水100選の第一号なのだそうです。
やなか水のこみち
郡上八幡は水路や川であちこちに水が流れている美しい城下町。
やなか水のこみちに行ってみました。
ここは以前にも訪れたことがあるのですが、
やなか三館といわれる美術館も今回お目当てのひとつ。
齋藤美術館、遊童館、おもだか家民芸館。
お休みだったのです…（泣）
楽しみにしていたのに…。水琴窟…
そのあと、今回のメイン、いちばん行きたかった郡上八幡城を目指します。
歩いて上ってあと少しというところで、なにやら柵が…
耐震工事のため長期立入禁止なのでした。しかも、３日前から！（大泣）
よっぽど日頃の行いが悪いのかと泣きたくなりましたよ。
山城なのですが、山の途中から郡上の街を眺めたのでした。
いがわこみち
郡上八幡城までの山の中腹には立派な社寺仏閣がいくつかあります。
岸劔神社、悟竹院、安養寺。
拝んできました。
それから、いがわこみちを歩いてみました。
これは生活用水路（島谷用水）なのです。
清んだ水に鯉がたくさん泳いでいました。
それから、街のまん中を流れる吉田川の河原に降りてみました。
そして散策していたら、美しい夕焼けに出会えたのでした。
郡上といえば
郡上といえば、日本三大盆踊り、郡上おどりで有名ですよね。
ぼくはほんものの郡上おどりを見たことはまだないのですが、おどりだけではなく、ほんとうに、
自然と水に恵まれた山間の美しい城下町なのですよ。
鮎の塩焼きとお酒をいただいて、郡上をあとにしたのでした。
お目当てはいろいろあって、果たせなかったところもいくつかあったのですが、
収穫もありました。
またゆっくり訪れたい、そんなふうに思っています。
みなさんも、美濃、郡上、訪れてみてはいかがでしょうか。