福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯科治療時の笑気の適応

2022-01-18 | 虫歯治療の話

歯科治療に伴う、麻酔注射や切削器具の感覚がどうしても怖いという人はいると思います。
小児では怖がるのはむしろ普通ですが、治療のステップを説明したり見てもらうことで、むしろ上手に出来るようになります。
ところがある程度成長して、分かっているけどどうしても怖い場合、なかなか払拭できません。
さらに進めば、歯科恐怖症とも言える状況になる人もいます。むしろ成人ですね。
このような場合、手助けになるのが治療時の笑気使用です。
酸素と混合して、通常は30%までの濃度で効果ありです。緊張感が取れ気が楽になります。
麻酔ではないので、コミュニケーションは出来る状況です。





当院でも、個室に笑気吸入装置を設置しています。
笑気ボンベと酸素ボンベがありますので、緊急時の酸素吸入装置も兼ねています。
分かっているけど怖いという年齢を考えると、小学生以上ほどが適応ではないかと思います。
ただし小児学童の患者さんでは、きちんとステップを追って説明しながら処置を進めることで、ほとんどの患者さんはOKになります。
そのあたり、小児歯科医の腕の見せどころかも知れませんね。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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