風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

ハザカイキを越えて(ネタバレあり)

観劇しましたハザカイキ。

舞台観劇史上、最も演者さんに近い席。マルちゃんがすぐそこに存在していた席。心がザワザワした席(笑)

さて感想。

◉謝罪合戦演劇

恋人、友人、元夫婦、親子、上司部下。様々な関係性における体当たり的な謝罪の数々。そう言えば私、あそこまできちんと謝罪したことあったかな。照れ隠しなのか甘えなのか、距離が近い人ほど丁寧な謝罪をしていないかも知れない。

機会があったら旦那に土下座して謝ってみようかしら。逆に心配されそうだけど。

 

◉国民的人気タレント橋本香の謝罪会見

最前列には記者たちが勢揃い。客席が明るくなり、私たち「第三者」も、同じ立ち位置で彼女の謝罪会見を見守る。会見に耳を傾けながら、マルちゃんの側頭部を凝視する私(笑)

この圧巻の謝罪会見だけが異質。

一体誰のために何のために謝っているのか。彼女の悲痛な叫びに圧倒されながらも、最近よく見かける謝罪会見を重ね、底知れぬ怖さを感じてしまった。

 

◉役者・丸山隆平

当事者意識のない芸能記者「菅原祐一」が、一転して当事者に。パニック状態の彼を見て、なぜかTOGAKI HOUSE(クロニクル)を思い出す。

親友今井との関係は元通りになるのか。人気タレント橋本香の謝罪会見を見て彼は何を思ったのか。恋人里美に股間を掴まれてしまった彼は彼女のハートを掴めたのか。

芸能記者「菅原祐一」になりきっていたマルちゃんの姿を思い出しながら考える。

(至近距離で見た側頭部は丸山隆平そのものだったが)

今までの中で一番マルちゃんらしさが出ていた作品だと感じた。年を重ね、経験を積み、人間味溢れる役者さんになっていた。これからも素敵な作品と巡り会えますように。

 

コンサートやフェスや舞台などの現場が好き。「これだ!」と思ったらリアルな生活に支障がでないことを確認してから現場に走る。「これだ!」の判断は野生の勘。誰がどう評価していようが、自分の好き嫌いを最優先する。

もし自分が興行主だったら、好き嫌いだけでは動かない。でもこれは私の時間なのだ。比べることや争うことは、何の意味も持たない。

 

自分の軸をきちんと持てば、他者を尊重できる。

自分の軸が錆びないよう、広い視野を持ち日々学ぶ。

 

来週はヤスくんの舞台。来月は風ぽん。そして今、斗真くんや古田支配人出演の舞台の結果待ち。その他にも気になっている舞台がたくさんある。

 

実に楽しい。

 

おしまい