風に吹かれて

~愛すべきこの街に誰が沈めたというのだろう~

RIDE ON TIME①

熱心な深夜ラジオリスナーだったあの頃。「青い水平線をいま駆け抜けてく♪」が流れてきた瞬間、衝撃のあまり目がバキバキになったことを、今でもはっきりと覚えている。

アイドルに夢中になるであろう年頃は素通りし、周回遅れ以上でアイドルファンになった私が、アイドルに特化したドキュメンタリー番組のオープニング曲として『RIDE ON TIME』を聴く。何とも不思議な感覚だ。

全4回放送が終了したらブログに感想を書こうと思っていたが、忘れないうちに書き留めておく。

 

彼らの声が、姿が、動きが、なぜ多くの人の心を掴むのか。それは「伝えたい想い」を伝える力があるからだと私は思う。編集などで多少の「色」はついている。それでも伝わってくる赤裸々な言葉たちの中にある想い。

自分を曝け出すことは、時に激しい消耗を伴う。擦り減ってしまった心や体を休める時間。次に向かうための力を補充する時間。ベテランの域に達した彼らが、そんな時間を普通に取れるよう切に願う。

 

行間や余白ばかりが気になる性分だけど、印象に残ったシーン盛りだくさん。

決して強くなってない、十五祭のときの5人の目、肩を組んでからの『RIDE ON TIME』、懐かしのぼち夜&47、お腹すいたな〜、濡れた衣装は翌日乾くのね、上から出ます!、内から外からタンタンタラッタン、ねえ今もだよ擦造降臨、浴衣と打ち上げ花火と涙、などなど。中でも、バンドターンは見応えあり!

そんな中、横山くんが語っていたこと。

関ジャニ∞だったら任せよう」と思っていただいたことがすごく嬉しかった

薄らと残っている記憶。5人で「屋外の祭りできるといいね」と話していたこと。アリーナツアー中に決定したこと。その時はまだ彼らの反応が薄かったこと。日産スタジアムは想定外だったこと。

関ジャニ∞は、屋内外問わず大規模なステージ経験が豊富だが、5人体制では未知数。それに加え、3年近く続くコロナ禍、天候との相性、大倉くんの耳の不調。これでもか!というくらいの逆風だ。

逆境で人の真価が問われる。見事に跳ね返した彼らの力。スタッフさんの動き。事務所の偉い人の決断。レインコート新調したのに着る機会がなかったことを今日まで忘れていた私も末席に(笑)たくさんの人が色々なカタチで関わっている。

これぞエンタメの醍醐味!そんなことを感じた第1回だった。

 

次回は、開催されていれば、大きなチャレンジになったであろうロッキン。今年はどうなるのかな。そんなことも考えながら。

 

おしまい