南アフリカのワインです。
AAバーデンホースト ドライフコップ・グルナッシュ・ノワール 2017をテイスティングしました。


A.Aバデンホーストは南アフリカのスワートランドに位置するワイナリー。
オーナーは「クレイジー」と評される、アディ・バデンホースト氏といとこのヘイン氏によります。
敷地面積は28ヘクタール。一家はコンスタンシア地区の出身で、祖父はコンスタンシア地区の「グルートコンスタンシア」というワイナリーで46年間農場運営を行っていた人物。父も、また醸造家のアディ氏も幼いころからワインのブドウに囲まれながら過ごします。

アディ・バデンホースト氏の経歴としてはフランスのシャトー・アンジェラスやローヌで働き、その後ニュージーランドのワイナリーへ。
南アフリカではシモンシッヒ、スティーンバーグなどを経たのち、ラステンバーグ社で9年間働きます。グレネリーの醸造家のルーク・オクレガン氏とはラステンバーグの在籍時代がかぶっているようです。

また、アディ氏はスワートランドの新流 スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(SIP、スワートランドの独立した生産者達の意)のメンバーでもあります。


本日のAAバーデンホースト(AA バデンホースト) ドライフコップ・グルナッシュ・ノワール 2017は日本のラフィネ社輸入による限定キュヴェ。
グルナッシュノワール100%。全房で破砕後、古樽のブルゴーニュ樽で15か月熟成、清澄、フィルター無しで瓶詰。


こちらのワインは水天宮前 a2 by アフリカーさんの実店舗で有料テイスティングをしています。





ワインサーバーの概略は動画を作りましたのでご覧ください。


■AAバーデンホースト ドライフコップ・グルナッシュ・ノワール 2017
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輸入元定価2,800円(税抜)

色調は奥が透けるほどのラズベリーレッド。

香りは梅っぽい香りが主体、ザクロっぽさ。
酸味が香りからも感じられ、いちおう後々振り返ると「グルナッシュノワール」なわけですが、品種を知らずの嗅ぐと、感覚的には「サンソーとかピノノワール」だと思います。

また、スミレのような紫の花。
どこかユリの花のような香りがあり、暖かみある自然派的な雰囲気。

口に含むと、やや全房感。苺のヘタのような青っぽい、茎を思わせる青いニュアンス。
石のような鉱物的なニュアンスに、ユリの花。

梅やザクロを思わせる酸のある果実み。
香り抜けが華やかです。

タンニンは強くなく、比較的穏やか。

余韻は梅やザクロ、ユリの花のような香りが残ります。


年々レベルが上がっているような気もしますが、バーデンホーストのこの日本限定キュヴェはしつこくないくらいの自然派で好印象ですね。

トレンド性を追った華やかな雰囲気。南アの南ローヌやスペイン系の品種は、特にトレンド。
「梅とかザクロっぽい」感じが前面に出ているのでおすすめしたいワインです。



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AAバーデンホースト(AA バデンホースト) ドライフコップ・グルナッシュ・ノワール 2017【赤ワイン】AA Badenhorst Grenache Noir


お店に在庫あった気がします。




アフリカーさんで試飲しました



■店舗名
a2 by af-liquor

■住所
〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目6−8 日本橋KSビル 1階

■定休日
月曜日


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