こどもたちに捧げる点描曼荼羅画 | わたしが実際にやってみたグリーフワーク&セラピー

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小学生の息子を病気で亡くし、絶望のどん底からはいあがるためにやってみていることをまとめています。意識的に試すようにしているというよりは、必要なときに必要なものごとや情報がおのずとやってきて、流れにのるままに実践している、という感じです。

ブログへの投稿、忙しさにかまけてずーっとさぼっておりました💦
今日はなぜかふと、自分のブログのブックマークが目にとまり、すごく久しぶりに過去に書いた記事をひとつひとつ読み返していたら、ああ、あの頃の私はこんな気持ちでいたんだな、と、しみじみと、あらためて時間の流れを実感した次第です。
コメントをくださっていたみなさんは今頃どうされているのかな…。お元気でいらっしゃいますか?
おかげさまで私自身はおだやかな日々を過ごしています。
 

 

 

ちょうど一年前の2月、息子の七回忌を済ませました。
コロナ禍ということもあり、自宅で本当に近い人だけで、小さな小さな法要を行いました。


これまで息子の一周忌から六回忌までは祥月命日にむけて息子への「宙奏点描曼荼羅画」を毎年描き上げ、住職がお経をあげていただく際にそばに飾ってお供えしておりました。息子への供養であるとともに、点描を描きながら自分自身の内面を見つめ対話する作業は、私にとってのグリーフケアとなっていました。


しかし七回忌という節目の時であるにもかかわらず、点描曼荼羅画が完成しませんでした…。
なかなか寝ない末っ子に手がかかり、夜間に点描画を描く時間がほとんどとれなかったせいなのですが、
法要に間に合わないとわかった時には「ああ、どうしよう!?」と焦りました。


ある日、私の作業場に入ってきた娘が制作途中の点描曼荼羅画を見てとても興味をもった様子だったので、
「これ、完成したら娘ちゃんの部屋に飾るかい?」と聞いたら「え!いいの!?」とすごく喜んでくれたのです。
その時にハッと気づいたというか、息子からのメッセージ(イメージ)が頭の中に浮かびました。
 

 

(お母さん、僕は大丈夫。妹がお母さんの曼荼羅画を必要としている)との内容でした。


ああ、そういうことだったのね。法要に間に合わなくてダメなお母さんだな~としょんぼりしていたけど、
娘のための曼荼羅画だったのであれば、このまま引き続き完成するまでがんばろう、と思いました。
その曼荼羅画は無事完成し、4度の展示会出展を経て、現在は娘の部屋に飾っています。

 

 

 

そして今年も新作を描いているのですが、八回忌の祥月命日に間に合うかどうか!?
かなり微妙な状況ですが、今回は再び、息子にお供えしたいなと思っています。
タイトルももう降りてきているし、どんな姿の曼荼羅さんが現れるか自分でもとても楽しみです。
あと残り1か月、制作がんばります!





2022年作品、娘にプレゼントした宙を奏でる点描曼荼羅画