【渓流釣り】未踏の流れに思いを馳せる【オコタンペ】
オコタンペへ通じる78号線は、もともとは美笛から恵庭岳の北側の453号線へ通じる札幌方面と支笏湖西南方面間のショートカットルートとして存在していたそうなのですが、現在、一昨年の秋の水害から全面通行止めとなったきり未だに開通されていません。
一昨年の秋以前は美笛―オコタンペ間は不通となっていて、オコタンペまでのルートとなっていました。
私がその存在を知り、ここへ行ったのはこの1シーズン限りなのですが、このルートは切り立った渓谷に這う様な不安定な道路と言う印象があって、ここへは2、3度行きましたが恐らくは落石対策なのでしょうが常に工事していました。
この時点でオコタンペには民家は無く、キャンプ場跡が存在するのみであり、現在では多額の費用をかけて復旧させる経済的な意義がない為に今後も復旧の見込みは無いと思います。
もうここへ足を踏み入れられない事が1人の釣り人として残念です。
【オコタンペ湖】
先ず、オコタンペ湖は北東の一角へ降りられますが、ここ以外に湖へ通じる道路がありません。
よくフローターで釣りをしている人が居ましたが、ニジマス、イワナが釣れるらしい。
またこの湖へ注ぐ川で大きなものはない。
産卵の為に成魚が唯一入れそうなのは西岸の中央に注ぐ1本のみ。ここへ入れる道路は無く林道も無いと思われる。
この沢の魚の密度はどれ程のものだろうか。
フローター(ゴムボート)でこの湖を横断していけないだろうかと計画したりもしましたが実現には至らず。
【オコタンペ川】
そしてオコタンペ湖―支笏湖を結ぶオコタンペ川(と呼んで良いのかね?)については河口付近と河口から2㎞位の2か所のみでした。
途中の入渓は渓谷が深過ぎてまず不可能。
支流が2本ありますが、この沢に沿って降りられる可能性を考えるも、それを試している人は居ないのか熊笹が鬱蒼と両脇を占めており、また途中に落差工が有り、距離と高低差を見るにどこに突然の滝が存在しているかも分からない。
特別な装備を持たない私にはちょっと不安が多過ぎて断念した経験があります。
そんな所なので川上流の半分は全く未踏の地と言ってもよく、河口付近で釣るも結構いい釣果があった事から、途中に魚留があればその付近に大量に魚がいるだろう事は容易に想像できました。
それに魚留が途中にあったとしても、オコタンペ湖にはイワナ、ニジマスが居て、上流から下ってくる事から魚が途切れる事がない。
その中の何処かに大物が居たとしてもおかしくはない。むしろ何処かには確実にいるだろう。
【オコタンペより西の小沢】
またオコタンペより1km程西に小沢が1本あってそちらもあまり人が寄り付かない事が予想されて一度は行ってみたかった。
行ける機会は何度もあったのだが、他を優先して一度も行かなかった事が悔やまれる。