気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

思い出のクロツラヘラサギ

2021年10月17日 | 強く記憶に残る鳥たち

今回の主役はクロツラヘラサギ 2019年4月地域のため池に滞在した若鳥です。

しゃもじのような特殊な形のクチバシが目をひきます。

へら(篦)の形に似ていることから日本ではヘラサギ、
英名ではSpoonbill(スプーンのようなくちばし)と呼ばれるそうです。

「ヘラサギ」という名前ですが、サギではなくトキの仲間です。




成鳥のクチバシは黒くしわのような模様が浮き出てきますが、
この個体のクチバシは黄褐色味がかっていて表面も滑らかに見えますね。
クチバシが完全に黒くなるには何年もかかるそうです。
大阪南港野鳥園のウェブサイト管理人さんのブログ等を参考にすると
生後1~2年ほどではないか、と思います。

横から見たクチバシ 薄くて平らです



浅瀬でクチバシを左右に振りながら歩き、手探りならぬ「ヘラ探り」で採食していました。
小魚やエビ、水生昆虫などを食べるそうです。





飾り羽先端の暗色部 くっきりと黒いので幼鳥と言えるかもしれません。
成鳥になると翼は真っ白になるそうです。












クロツラヘラサギ(黒面箆鷺) Black-faced Spoonbill 全長約74㎝
ペリカン目トキ科ヘラサギ属


クロツラヘラサギを見たのは この時 一度だけ。
二年前には不明だったあれこれが 書籍やインターネットの情報を得てわかるようになってきました。
実にありがたいことです。

参照サイト
↓クロツラヘラサギに関する詳しい情報はこちら!美しい成鳥の夏羽も見られます。
◆日本クロツラヘラサギネットワーク
http://kurotsura.ne.jp/index.html

◆大阪南港野鳥園
http://www.osaka-nankou-bird-sanctuary.com/


最後まで見ていただきありがとうございました。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (NOBU)
2021-10-17 09:54:46
貴重なクロツラヘラサギがロメオさんの地域に飛来したんですね。
じっくり観察撮影されたようで、良かったですねぇ。
自分は、九州に行ったときに見たことがありますが、
その時は、ずっと首を羽に入れて寝たままでした。
今頃は、きっとりっぱな成鳥になっているでしょうねぇ。
ロメオさん (てっちゃん)
2021-10-17 09:58:12
おはようございます。
クロツラヘラサギですね~。
大きく綺麗に撮れていていいですね。
先日、自分も南港野鳥園まで行って何とか撮ってきましたが
距離があり過ぎて、我が愛用のカメラではお手上げでした。
偶然にも同時アップだったものでコメントさせていただきました。
コロナ、ちょっと下火になりましたね。
でも油断なく用心にこしたことはありませんね。
NOBUさん (ロメオ)
2021-10-17 10:18:01
おはようございます。いつもコメントいただきありがとうございます。
近場でクロツラヘラサギが見られるとは夢のような体験でした。
日本一溜池の多い県なので、時々、こうして珍しい鳥がやってきます。
NOBUさんは九州へも探鳥に出かけていらしてすごいですね。
なぜクチバシが黄色っぽいの?なぜ風切りの先が黒いの?と当時は謎ばかりでした。
ネットの情報や NOBUさんはじめ ブログを通じてお知り合いになった皆様のおかげで、少しずつ知識も増えているようです。
改めてありがとうございます。
てっちゃんさん (ロメオ)
2021-10-17 10:26:28
おはようございます。いつもコメントいただきありがとうございます。
南港野鳥園のクロツラヘラサギに影響を受けて、改めて写真を見返して投稿となりました。
きっと多くのバーダーさんが訪れているのでしょうね。
この時は、最初、遠い中の島で寝てばかり。五時間近く待った頃、目の前の浅瀬に飛んできてくれました。
穏やかで人柄の良い知人とご一緒出できてお弁当を買って退屈せずに過ごせました。
その方も人の多い所と待つのが苦手な者同士。「待った甲斐があったね!」と笑顔になれました。
コロナ禍前の貴重な一時、またあのような日々が戻ってきますように…!
クロツラヘラサギ (『孤 独』)
2021-10-17 12:39:18
こんにちは

今日は冷たい寒い雨が降っています

ヘラサギはトキの仲間ですか!
それは知りませんでした ^^;

こちらでは葛西臨海公園でクロツラもヘラサギもよく現れます
餌の獲り方もシャモジのクチバシを真横に水面をなでるようにしてね
面白いですよね

クチバシがヘラの「ヘラシギ」っていう小さなシギがいるのですね
もちろん見たことはありませんが、友達が茨城の海岸で撮りました
個体数は少なく世界でも4000羽くらいとか!
もちろん絶滅危惧1B類 (EN)です

三番瀬にも来たことがあるそうですが、まったくの幸運でもないと見られませんね ^^;
孤独さん (ロメオ)
2021-10-17 12:47:17
こんにちは。いつもコメントいただきありがとうございます。
今日の関西は晴天ですが、風が強くて気温が下がり、この秋初の長袖を着ました。
葛西臨海公園、ヘラサギとクロツラヘラサギともに見られて素晴らしいですよね。
ヘラサギは何年も前に、一度だけ、地域のため池に飛来してくれました。
望遠コンデジで撮った不鮮明な写真しかないので、ぜひもう一度見たいです!

ヘラシギも、一度は見たい撮りたい野鳥ですよね。
今年、愛知県の海岸で近くで観られたそうですが、コロナ禍で残念ながら…
https://www.youtube.com/watch?v=6LSwIfQl88U
こんにちは (ここあ)
2021-10-17 15:54:45
ロメオさん、
クロツラヘラサギ、いいですね。嘴にご飯のしゃもじが付いているような感じがして、ユニークです。
名前がろれつが回りにくいですよね。サギの仲間ではなく、トキの仲間でしたか!
そう言われてみれば、トキの顔つきに似ていなくもないですね。普通のヘラサギも同じ仲間ですか?
ヘラサギは私の地域で1羽だけ目撃されていますが、クロツラの方はもっと珍鳥なので、見る事はできません。
せめてヘラサギだけでも会いたいと思っていますが、なかなか。。。
幼鳥は羽の先が黒いのも初めて知りましたよ。
ここあさん (ロメオ)
2021-10-17 16:40:34
こんにちは。いつもコメントいただきありがとうございます。
本当に、ごはんのおしゃもじのような独特のクチバシ、神様の造形と思いたくなります。
ヘラサギもクロツラヘラサギも、めったに会えない憧れの野鳥です。
朱鷺の仲間なのに、なぜ「~サギ」という名がついたのでしょうね?
私も、風切りの先が黒いのが不思議に見えました。幼い時だけの美しさなのですね。
クロツラヘラサギ (min628)
2021-10-17 22:12:40
こんばんは、なんとも珍しい鳥を見せていただき、嬉しいです^^
なんとも不思議な形のクチバシですが、彼らにとっては進化の末の、必然の姿なのでしょうね。
サギではなく、トキの仲間でしたか。
鳥の名前は、一度つけると変更ができないと聞いたことがあります。
「ダーウインが来た」で見たイソヒヨドリも、スズメ目ヒヨドリ科の鳥ではなく、ヒタキ科の鳥だそうで。
「イソビタキ」が本来の名前だったのかも^^;
min628さん (ロメオ)
2021-10-18 06:08:05
おはようございます。コメントいただきありがとうございます。
おっしゃるとおり、実に不思議なクチバシで、神様の存在を感じてしまいます。
≫鳥の名前は、一度つけると変更ができないと聞いたことがあります。
そうなのですか。教えていただきありがとうございます。
そういえば「ホントウアカヒゲ」という鳥がいましたね。
コマドリと学名が入れ替わってしまった鳥として有名ですが、いま改めて検索してみました。
http://www.okinawa-kaeru.net/wild/bird/hontouakahige-1.html
これも、一度つけた鳥の名前は変更できないゆえだったのですね!
イソヒヨドリも、姿かたちはヒヨドリよりもツグミに似ていると見るたびに思います。
予想外の強い寒波と繁忙期、どうぞお体を大切にお過ごしくださいね。

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