さんびきのねこ

猫との生活。

失意の私、愛護センター見学

2022年08月09日 | 
今は神奈川県に在住している。
家にいてもとてもじゃないけど辛いので、今回は出かけることにした。
病院に通うぐらいでしか車を運転しなかったので、久しぶりにドライブ気分を楽しめた。
自然豊かなところに神奈川県動物愛護センターはあった。
外の小屋にはにわとり、亀がいて飼い主募集をしていた。
亀は10匹以上いて近づくとパーッと水の中に飛び込むのや、首を長くして様子を伺うのもいた。
にわとりにはそれぞれ名前と性格が書いており、職員さんの愛情が感じられた。
どういうにわとりなのか大変イメージしやすい。


施設の前にはヒマワリをはじめたくさんの花が植えられていた。
建物も明るい木材を全面に使用しており、知らなければ愛護センターだと思わないくらい。


2階に猫ROOMがいるとのことなのでわくわくしながら行った。
足取りが軽く前を向いて歩くのはとても久しぶりのような気がした。
とても広いところにたくさんの犬猫がいた。
それぞれ中規模の部屋にキャットタワー、ケージ、こたつ机、おもちゃ、そして食器やトイレがあり猫はそれぞれ思い思いの場所で快適に過ごしているように見えた。
一昔前の保健所の収容形態とは違い、こちらも構えずに、かわいそうにつらそうにという後ろ向きな気持ちで見ることなく様子を見学することができた。
CATSROOMという少し大きい広場には猫数匹が放たれており、職員の人に頼めば5分~10分その部屋に入ることができて触れ合うことが可能とのことなので早速申し込んで入室。
すぐに寄ってくる猫もいれば、控えめに隅の方に立ってこちらを伺うもの、警戒心バチバチの顔で高いところや狭いところから私たちの出方を伺うものもいてこれまた色々個性豊かな猫がたくさんいて楽しかった。


たった数分だがお気に入りの猫はみつかるもので…。
その部屋をあとにして、しばらく数時間は色々な猫を見た。
新しい猫をそのうち迎えようと思うのだけど、ここでまた迎えるのもアリなのではないのかなと考えた。
まあ、まだ検討中。
とりあえず、しっかり落ち着いて迎える状態にしないといけない。
まずはまだいてくれるビーちゃんをしっかり面倒みるのが今の私のできる事だと思う。


家にいると、ぱんちゃんのことばかり考えて押しつぶされそうになる。
ビーちゃんはいるのだけれども、やっぱり悲しい。
何が一番こうつらいのか。
やはり今まで当然のようにそばにいた、見える範囲にいた猫が突然消えてもう二度と会えない事。
そしてそうしてしまった原因を考えると行きつくところはこの私であり、そうする事でみすみす死なせてしまった罪悪感が気を抜けば心に押しかかり、胸がつぶされそうになる。
ぱんちゃんがいた場所や使っていた道具を見ると途端に涙があふれてくる。
猫タワー(カップやハンモックにいるのが好きだったね)トイレ(もうしっこやうんこを拾えない。1頭になってしまったトイレは収穫物が少ない)トイレの前に最後ずっとうつぶせていた姿が目に焼き付いて辛い。
渡り廊下の手すりで朝起きる時ずっと上って待っていたよね。
玄関(いつもいつもどんな時でも色々な家に引っ越しても必ず手をそろえて座って迎えてくれていたよね、たくさん散歩にも行ったね)お風呂(最後辛いときに水を求めて入ってきた)
キッチン(ご飯の支度のときにいつもカウンターに座って待っていた)パントリー(扉を開けると猫のごはんもあるからすぐにやってきてにゃーにゃー鳴いたね)リビング(人間が食べる姿カウンターから見ていたね、たまに魚を焼くとおりてきてお相伴にあずかっていた)リビングの座椅子(お気に入りの夫の持ってきた椅子を独占していて日向ぼっこしていた)
あげればきりがないほどたくさんの思い出がありすぎて生活するのがつらい。

でも私は生きていかなければならない。
ぱんちゃんに見守られて守っていった生活は8月5日で終わりを迎えた。
その現実を受け止めて生きていかなければならないのです。
それがとてもつらいし、怖いのです。

一昨日と昨日、ぼーっとして辛く静かに涙がこぼれたらその時に必ず「にゃうにゃー」とぱんちゃんの一声が聞こえた。
必ず玄関の方から聞こえる。
とても不思議な気持ちです。
まだ家にいるのだと思う。
まだまだ安心していけないわねーと思いながらため息をつきながらそばにいる気がします。


ぱんちゃんがそばにいる間に色々気持ちを整理して前に進んでいかなければならないと考えている日々です。

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1 コメント

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思い出 (mark)
2022-08-09 18:41:04
こんばんは

色んな事を思い出して辛いと思います
でも前を向かなければ旅立ったニャンコが悲しむかもしれません
側で見守ってくれていますよ

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