こんばんは。

 

 緊急事態宣言が解除されて最初の週末はお天気に恵まれ、東京はお出掛け日和となりました。全国的に見ると、今日は九州で猛暑日となった地域もあった一方で、高原野菜で有名な長野県の野辺山では最低気温が約2℃まで下がりました。野辺山は晴れればこの時期、星がきれいに見える事でも知られています。一度見に行ってみたいものです。

 

 さて、関東の山間部ではこれから紅葉が見頃となります。その一方で先月7日に富士山の初冠雪が一度発表されました。ところがその後基準を満たしていない事から一度取り消され26日に再び発表されると言う珍しい現象が起きました。

 

 そしてこの時期の初冠雪と聞いて思い出すのが北海道の大雪山系。昨年も例年と比べて遅い9月下旬に発表されましたが、今年は10月に入って未だに発表されていません。日々の天気予報を見ると、例年に比べて北海道も気温が高くその気配が感じられませんでしたが、もしかすると今週辺りその便りが聞かれるかも知れません。

 

 およそ2,000m級の山々が連なる大雪山系。という事で上空約1,500mの気温を表す850hPa高層天気図、数値予報図を見てみると、ますは今日(3日)9時の高層天気図。

 

3日9時 850hPa高層天気図(気温) (気象庁HPより)

 

 赤線で示した3℃の等温線が北海道中央に掛かっている一方、青線で示した0℃の等温線は大陸の方に留まっています。

 

 

  これが3日9時に気象庁から発表された、5日9時の数値予報図によると

 

5日9時 850hPa数値予報図(気温) (気象庁HPより)

 

 青線で示した0℃の等温線が北海道北部付近に掛かるようになり、6日9時の数値予報図(3日9時発表)では

 

6日9時 850hPa数値予報図(気温) (気象庁HPより)

 

 赤線で示した3℃の等温線が津軽海峡付近で、青線で示した0℃の等温線が北海道中央部までそれぞれ南下する予想となっています。諸条件あるので一概に言えませんが、約1,500mで0℃だとそれより標高の高い所は降雪する可能性が高いと思われます。

 

 ちなみに5日9時の予想天気図は以下のような感じとなっています。

5日9時 予想天気図(気象庁HPより)

 

 前線の北側で大陸に高気圧、カムチャッカ半島付近に低気圧があり西高東低となっています。

  

 そこで北海道主要都市の週間予報を見てみると

3日17時発表 北海道各地の週間予報(気象庁HPより)

 

 この週末、最高気温がこの時期としては高い20℃を記録した箇所もありましたが、今週辺りから平年並みとなる地域が多くなりそうで(それでも最高気温が20℃を超える日があると予想されていますが)、北海道は初冠雪の便りと共に長い冬のスタートが近づくのかも知れませんね。

 

今日の一枚

 今日の我が家付近の青空。白いペンで何か描いてみたくなるような青空でした。

 

 

 

 


人気ブログランキング  → ポチッとクリックして頂けると嬉しいです。