こんばんは&おはようございます。
14年前の今日(3月11日)、小生の地元の宮城県など東日本の沿岸地域を中心に大津波による未曾有の大災害が起きました。その数日前に嫌な揺れ方をした地震がありましたが、それを予兆と捉えられなかった所に地震予知の難しさがあると思います。
仕事を切り上げ徒歩で自宅まで帰った事や公衆電話から実家に何度も電話した事、ボランティアに参加してがれきの撤去を行った事等、震災当時の事が色々と思い出されるのですが、そんな中で強く印象に残っているのが、真偽が定かではない情報が氾濫、錯綜した事でしょうか。SNS(旧ツイッター)が力を発揮したのが東日本大震災が最初だったような気がします。この頃ファクトチェックと言うフレーズはまだなく(仮にあっても、世の中にそのような事をする余裕はありませんでしたが)、とにかく様々な情報が氾濫していたと記憶しています。
一方で、現地の様子を既存のメディアが発信するのですが、ライフラインが壊滅状態の被災地にはそれが届いていないもどかしい状況も垣間見えました。新幹線が運転を再開し落ち着いてから両親を東京に呼び寄せたのですが、東京に来て初めて津波が遡上し建物を飲み込む映像を見たと絶句していたのを今でも覚えています。地元の友人も、東京で報じられているであろう情報はこちらに入ってこないと当時言っていました。
東日本大震災以降、地震や大雨などによる甚大な災害が各地で発生していますが、情報の取扱い含めてこれまでに起きた災害の教訓を生かせるような世の中になっているかと問われると、自信を持って「YES」と答えられる人はいないのではないでしょうか。それだけ自然の脅威は恐ろしいとも言える一方で、昨今のインフラ設備の経年劣化に見られるように、後ろ向きな事案の対応策策定に関しては腰が重いように思えてならないのですが・・・。
さて、2011年3月11日の天気を天気図で振り返ってみるとこんな感じでした。
2011年3月11日9時 実況天気図(気象庁HPより)
朝9時の天気図なので、まだ地震が起きていないタイミングでの天気図。 北日本は冬型の気圧配置で、震災当日は雪が舞う厳しい寒さの中で被災された方々は一夜を過ごしました。
そして、14年後の今日9時の天気図が以下の通りです。
2025年3月11日9時 実況天気図(気象庁HPより)
低気圧と高気圧が入れ代わり立ち代わり日本列島を通り過ぎる気圧配置。既に我が家付近(東京多摩地域)は雨が降り始めていますが、本州太平洋側は九州南岸にある小さな低気圧の影響で明日まで天気がぐずつく見込みです。しかし気温は高く厳しい冷え込みはなさそうです。明日(12日)東京は最低気温が8℃、最高気温が17℃と予想されています。春本番を思わせる陽気となりそうですが、花粉の飛散も多くなる一日になりそうです。
今日の一枚
先週末、帰宅する途中で撮った一枚。今後起きると言われている首都圏直下型地震。都心のあちこちに建つ高層ビルなどの建物は果たして震度5強~6クラスの地震が起きても無事なのでしょうか。
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