18.ホワイトサンズUFO搭乗事件最終話・1グラムの理解は1メガトンの無煙火薬に相当する | ポポ山に祈りを込めて

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ホワイトサンズUFO搭乗事件第18最終話

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ダニエル・フライ著「私は円盤に乗った」久保田八郎訳

 

その後、この歴史は保存され、"偉大なる教訓″として知られ、子孫たちが実生活に入るときに最初に教えるものとなっている。

 
偉大なる教訓
 
きびしい環境で生きぬく戦いに勝ったときに、物質科学の発達が一般的なパターンを取りもどし、技術が急上昇した。しかしながら、人々の前にある過去の教訓によって、物質価値が社会価値と精神価値との相対的な関係を適当に保たれた。
 
その惑星がほとんど放棄されるほどになるまで宇宙旅行と宇宙生活がだんだん普通になっていった。ついには、宇宙に住むことは、惑星の気まぐれの中で生きぬくのにもがいているよりはずっとかんたんで安全で便利になった。
 
すべての宇宙に生活している人類のように我々は本質的に惑星から独立しており、我々の宇宙は君の標準で判断したら非常に大きく、我々の宇宙船の中で肉体生活の必要性と快適さのすべてを生みだす知識と能力をもっている。時々、新しくものを作るための原材料を得たりするために小惑星や人の住まない衛星に接近し、着陸する以外にはそういうことをするための乗組員はいない。我々の肉体的要求を満たすのにはほんの少しの時間と努力しか要求されない。
 
結局我々は発達段階にあって危険な状況を通過していない人類の援助に時間とエネルギーのほとんどをささげることができるんだ。私を運んで来て、私がこうして話をしているこの宇宙船はこの目的のために建造されたものなんだ。数ヶ月以内に、私の用意が整ったときに私は君たちの一員となるだろう。その間に、君は多くのことをやらなけれはならない。私は君がそれをやるのを邪魔したりしない」「ちょっと待ってくれ」と私はさえぎった。「この議論をする前に君はラジオやテレビの番組に出たり、新聞のインタビューを受けたり、本を書いたりしろと言ったね。これをやるためのかなりの手段を与えてくれたが、この演出をやるためのキーワードとか特別なゴールがあるべきだと思うが」
 
まず"理解″がなければならない
 
「もちろん」とアランが答えた。「君たちの言葉の中で最も重要な言葉の一つがしばしば見逃がされたり、同じような意味の言葉を使用することも忘れられたりする。しかし、それは実際に誤りに導くんだ。その言葉は"理解"だ。この言葉は"知識″、"知恵"、 "愛"、"慈悲″としばしば混同されているんだ。これらのすべては望ましい性質だが、どれも"理解″にかわることはできないんだ。
ジェミニ7号から撮影された2機のUFO。
1965年12月にフランク・ボーマン、ジェームズ・ラベル両飛行士が撮影した事で知られる有名な写真。
このUFOは長時間にわたりジェミニ7号を追跡した。
 
君が送ってくれたバイブルに ― それは知恵と宗教の本だが ― 君たちは"神と自分の隣人を愛せ"と忠告され命令されている。それがなされたとしたら、それはすばらしい忠告だったろうが、不幸なことに愛は意志に従わない衝動なんだ。忠告され、命令されたという理由ではだれも他の人を実際に愛することはできないし、なにか報酬をもらってもできないんだ。君が隣人を愛することができたら、お金持ちが君に沢山のお金をあげるという例を想像してみてくれたまえ。金だけを考えて入ったとしたら、君はおそらく叫ぶだろう。「私は金のためだけにあの馬鹿を愛するんだ。もし私を殺すというんなら、よくないぜ!」とね。おそらくそうだろう。君は見せかけの愛を作りだし、外見上は完全になしうるかもしれないが、心の中ではちっとも愛してなどいないだろう。事実、君は前にもましてその隣人を軽蔑するようになる。彼が君の偽善の生きたシンボルだからだ。どんな愛や慈悲や知恵がある前にまず"理解"がなけれはならないんだ。
 
君の人類と文明と社会に最も必要なものはかんたんで、人と人との間、国と国との間、すべての人々と自然を制御している偉大なる力と英知の間の基本的な"理解"なんだ。"理解"が君の人類が生き残るための鍵だ。もし人々の間に理解がなかったら、政府間の協定、協約や保証などにおける価値は全く少ないことになる。
 
君たちの国家間に核兵器がはびこっているので"1グラムの理解は1メガトンの無煙火薬に相当する″ということを思い出してほしい。
 
君は今、キーワードをもっている。仕事は君のためにととのっている。うらやましいとはいえないが、お互いベストをつくそう。
 
君たちのラジオ放送がいうように"時間が来ました。終了致します。"」
 
●あとがき
 
これは終わりのない伝説である。主役はステージの上にあり演技は続いている。
 
アランが地球に住み始めて以来、数年の間に地球の慣習にも慣れ、その後向きの技術にも慣れた。アランは地球人の自分自身をあざむく努力や自分の友人をあざむくムダな努力を全く理解できなかった。
 
アランがやって釆た理由と地球の生活に適応するために直面した小さな問題点はこの本より厚い本を埋めつくすだろう。そうしても大丈夫なようになったら、いつの日か本に書かれるだろう。アランが必要なときに世界の指導者たちの潜在意識の心の中に達するのに使った電子的に増幅されたテレパシーは知恵と忍耐の数語を言わせるが、これもまたいつの日か書かれる技術報告書にだけ適する主題である。
 
アランはこの長い任務にまだ完全に成功していない。理解は依然としてまれで、むしろ一般の精神能力より劣っている。しかし、我々が依然として生きているということは、また文明や社会がそのままあるということは、アランと彼の仲間が完全に失敗しなかったということをも証明している。
 
もし、地球の大国間の緊張の現在の緩和状態が続く傾向になれば、アランは彼の非公式な、しかもだれにも感謝もされない世界の指導者の良心に関する仕事もやめ、全く信じようとしない世界に対して彼の真の起源を打ち明けるかもしれない。
 
(終わり)
 
(ここからはポポ山が書いていることです)
最後まで読んでいただいたことを感謝します。

光は闇をも利用します。
地球の人口は限りなく減らされるでしょう。
予定では最後に天変地異により僅かに生き残る程度です。
これは宇宙の意図です。
希望ある魂、神を敬う魂のみを地球に残します。
そして残念ながらまた一からリセットです。

私たちにとって大切なことは何でしょう。
100年も満たない短い地球での人生を、
どの様に生きてまた向こうへ戻りたいですか?
どんなに物質面での生活が豊かになっても、
どんなに高度な兵器を持ったとしても、
私たちは地球の大自然の脅威には到底かないません。
ムー大陸やアトランティスがなぜ沈んでいったのか、
なぜ神々は人口を減らしながらその都度地球をリセットするのか、
その理由を真剣に考えなければ、
時代はまた同じ繰り返しを延々と続けるでしょう。

まずは相手を理解することから始まり、
今の自分がどれだけ幸せなのかを思い、
自分の足元から小さな平和を築いていくことです。

あなたの人生が楽しく幸せに満ち溢れた毎日でありますように。
そして皆が心穏やかに暮らせますように。
長い間本当にありがとうございました。

ポポ山。