「日本の終わり」が始まっている。

日本の人口が急速に減少している。早く手を打たないと取り返しが付かなくなる。

低賃金の人ほど働き方改革によって困窮する?

2021-12-18 09:13:45 | 政治問題
最近になって特に生活に困窮する人が増えている。といろいろなところで言われている。しかしこの豊かな日本でなぜ学校の給食費も払えない人が増えているのだろう?その原因について、どこも何も言われていない。周辺諸国では日本の賃金は高いと言われている。にもかかわらず生活困窮者が増えるとは一体どうゆうことだろう?最低賃金を上げれば、景気が良くなれば、とは言われている。最低賃金は上がってはるいる。しかし、単純に計算して時間給千円で週40時間フルに働いても17~18万円/月である。この中から社会保険料、税金、家賃等の必要経費、医療費等を支払ったらいくら残るであろう? とても結婚して子供を育てる費用は出てこない。それでは今回の働き方改革はこのような状況に対してどのように対応しているのだろうか?ここでは、労働時間管理、休暇の取り方について、働きやすい環境労働時間短縮を大きな目標に掲げている。労働者の実質賃金の増加は全く掲げていない。 労働時間管理によって、労働時間が減った分給料は下がる人は多い。100時間残業をして生活を維持していた人が、40時間に強制的に減らされることになる。
この減った分をどうやって穴埋めするか?多様で柔軟な働き方をすれば給料は上がるのか?確かに長時間労働が原因で自殺したり、それが精神障害の原因になることは十分考えられる。しかし、毎月100時間程度の残業は全く気にならない人は多い。お金がもらえるなら、休みは週1回で十分という人もたくさんいる。私も若い頃毎月300時間以上働いてきた。そのおかげで貯金ができて、結婚することができた。確かに長時間労働はきつい。しかしそれが自殺や精神障害の最も大きい原因かと言えば、決してそうではないことはいろいろな統計からあきらかであろう。収入が無いと、全てがうまくいかなくなってしまう。働き方改革は労働時間管理で収入の減った人を救う道を示していない。特に時間給、日給のような低賃金で働かざるを得ない人にはそのダメージは大きい。能力の高い人はそもそも時間給、日給では働かないし、多様な働き方ができるから良い改革であろう。しかしそうでない人は辛い。残業が60時間無理やり減らされれば、単純に7万円以上給料が減ることになる。家賃が払えなくなる人も出てくるかもしれない。
11月の終わりに人気芸人の「かまいたち」と池上彰さんが話をしていて、「かまいたち」は今年はもう休みが無いとニコニコして言っていました。12月の労働時間は何時間になるだろう? 労働者でなければ楽しく無制限に働くことができて、なぜ、労働者はいくら仕事が楽しくても仕事をさせてもらえないのか? 仕事は苦痛でもなんでもなく、単純作業であってもお金がもらえたら楽しい人はいくらでもいる。なぜ低賃金の労働者のみ月、300時間、400時間働いてはいけないのか全く理解できない。かの池上彰さんでさえ、休みの日にはすることが無いので困ってしまう。といっておられた。 いくら有給休暇を取得してもやることが無い人も多い。有給を取得するより、買い取ってもたらった方がはるかに助かるひとは特に低賃金の人ほど多い。日本人は勤勉で、ある意味がむしゃらに働くことによって一時期、世界の経済大国といわれた。のではないか? この時期ははっきりとしたデータは無いが、今より生活に困窮している人は少なかったような気がする。一生懸命働くことをを否定する働き方改革は、更に生活困窮者を増やすことになるような気がする。


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