素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

▲ 矢倉沢峠から明神ヶ岳経由、最乗寺へ №3~3 ▲

2022年05月13日 | ハイキング

箱根外輪山の北側にクジラの背の様な大らかな山容を見せる ❝ 明神が岳 ❞

金時山から矢倉沢峠間の登山道では沢山の登山者に会い、今日は『ゴールデンウィーク中なのだ』という雰囲気が充分に味わえた。                                         登る人、下る人が沢山いて狭い箇所では相互で声を掛け合い、待ったり待たれたり、自分の中では久し振りの光景で金時山の人気の高さに驚いた。

 

矢倉沢峠 (標高 867m)に建つ「うぐいす茶屋」を 11時 55分に通過。                       人気のメインコースから分かれ、明神ヶ岳(標高 1169m)に進路を取ったら一気に登山者の姿は消えた。

多くの人達と歩いていると気にならなかったが、ポツンと1人になったら急に疲れが出た。  明るい登山道でノンビリ歩いていたら、黄色いツヤのある花びらのウマノアシガタが道脇に鮮やかに咲いていた。

明神ヶ岳に向かう途中にある火打石岳(標高 988m)に登りながら振り返ったら、今下りて来た金時山(右手のピーク)と富士山頂がちょこんと見えた。

矢倉沢峠から明神ヶ岳までは初めて歩く道であるが、金時山の登りと全く違って、とても歩き易い。

この辺り一帯はハコネダケ【アズマネザサの一品種。箱根山に多いのでこの名がある。】に埋め尽くされ、防火帯として切り開かれたところが登山道になっている。

歩き易いし、走り易く適度なアップダウンも有るので、若い方々がトレイルランをされていた。

歩きながら箱根方面に目をやれば、箱根火山の中央火口丘である神山の北部中腹に大涌谷の噴煙が目に入る。

火打石岳通過、13時 10分。

大昔、この山で黒色の燧石を産出したことから山の名が付いたようです。玄武岩の一種で、この石を加工して造った石器が箱根や小田原の縄文時代の遺跡から発見されているそうです。

火打石岳を越えると広い尾根道を進む。明神ヶ岳は遥か先、右手方向である。

振り返れば金時山は、あんなに小さく見えた。

明神ヶ岳のクジラの背の様な大きな山容の尾根に出るまでの登りが、今迄の疲れもあり非常に厳しかった。

14時 05分、明神ヶ岳山頂着。 14時には山頂を踏みたかったが、足が重くて駄目だった。

天気良し、景色良し、風が気持ち良かった。

予定通りの三座(矢倉岳、金時山、明神ヶ岳)を踏破でき、心の中で万歳でした。

15分の休憩を取り、お腹を満たし下山のために足元を整えた。                   最乗寺への分岐通過、14時 25分。

下り直後から赤褐色の粘土化した(関東ローム層)V字型の狭い道で、滑り易く 転倒しないよう細心の注意を払いながら下った。

大雄山最乗寺への道は、登りでも下りでも雨上がり後には避けたい道である。

粘土質の登山道を下ったら、少しなだらかな道に変わって来た。

この登山道の地質は粘土質であっても、箱根一帯は降水量の多い地域で台風などにより土が流され荒れた個所が目立っていた。

スリップや落石にも注意しなければならない。この様な箇所が幾つもある。

明神ヶ岳から 30分ほど下って来たら、前方に遠く伊勢原の大山(雨降山)が見えて来た。              この辺りはダラダラとした長い下りが続き、一寸ノンビリできるところである。

15時 15分、荒れ果てた明神ヶ岳見晴小屋通過。

見晴小屋を過ぎ、大雄山最乗寺に近くなってくると大きな杉林の中を下るようになり、薄暗い登山道が雨水により深く掘られ、岩や木の根につまずかないよう十分に注意が必要である。

最乗寺の参道に出る前に林道を横断します。横断してからの登山道が、これまた酷く荒れていて足元をしっかり見ながら慎重に下る必要があります。

15時 50分、苔むした最後の階段を下り、最乗寺の参道に出た。

参道の両側には立派な杉の木が立ち並び出迎えてくれました。

境内一帯に約17万本の杉があるようです。一番太い杉の木は7m 21cmで高さは 42mあるそうです。                                         大雄山最乗寺は福井永平寺、鶴見総持寺に次ぐ曹洞宗三番目の格式をもつお寺です。     天狗 伝説もあり、境内には多くの下駄が奉納されています。

最乗寺からはてんぐの小径を下り、シャガの花が満開でした。

16時15分、仁王門着。足裏が痛く10分休憩。

無事帰宅、16時 45分。 目的の三山踏破完了しました。  

 

 

    ※ ご覧頂き、ありがとうございます。

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ▲ 足柄峠から金時山へ №3~2 ▲ | トップ | 🕊 沖縄の日本復帰50年 🕊 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
三山踏破おめでとうございます!!! (ヒレンジャク)
2022-05-13 12:21:32
最後、綺麗なシャガの花が迎えてくれましたね。
大変お疲れ様でした。
ちょうどヒレンジャクが前の金時山にコメントを書いたり撮りためた朝ドラの「ちむどんどん」を見てる間に、この明神ヶ岳がアップされたようです。
改めて、この三山よく踏破されましたね
さすがヒレンジャクの山の師匠です
ヒレンジャクは、最近みかん畑が忙しく、この雨でやっとのんびり出来ました
結構、農作業で膝と腰にきています
温泉とマッサージ機が恋しいです(笑)
恵みの雨ですね。 (ji1hid (素晴らしい風景))
2022-05-13 21:35:20
ミカン畑での農作業きついですよね。
私は若い頃にミカンのもぎ取りと背負子で運ぶ作業を手伝った経験がありますが大変です。
でも、お小遣い欲しさに頑張ったのです。
家には畑は無いし、ネイチャーが始まればの準備で山を歩いています。
アッ!変わったことは初めて新しい三の丸ホールで「乾杯」をソロ演奏して来ました。
雨の日、ゆっくり休んで下さい。 

コメントを投稿

ハイキング」カテゴリの最新記事