12月に入って、何となく一段落した気分でしたが、それが大間違いだと気付きました!

 

12月6日は三女が新居に引っ越す日です。そして12日には入籍します。結婚式が2月なので、なんとなく2月に結婚するような気がしてたけど、引っ越して一緒に住む日が、もう事実婚の日だわ!6日って来週の火曜日なのよね。なんか焦る!

 

娘は今住んでいる世田谷から千葉に引っ越します。私にとっては見知らぬ地。長女はパリで結婚したし(今は私と同じマンション)、三女は結婚前には逗子にも住んでいたし(今は世田谷)、千葉が遠いわけではないけれど、でも、結婚して行ってしまうと思うと遠く感じます。

 

今の時代、お嫁に行く、という感覚はなく、大人が2人で暮し始めるだけですが、朝、目覚めてからしみじみと「いよいよ3人の娘が全員親元から飛び立つんだな」と思いました。

 

娘達の喜ぶことをもう少ししておいてあげたらよかったな、という気持ちが心をよぎりました。38歳から寡婦の私は、7年間専業主婦でしたが、三女が小学4年生の時に家から見えるアパレルメーカーの経理に就職し、9年間働きました。その時は残業もないし、昼休みに家に帰ることも出来ましたし、娘たちの学校行事にも全て参加していました。

 

けれどもアパレル業界が斜陽になってきた時、三女が大学に合格したのを機に転職、今度は家のリフォームアドバイザーとして、15年弱働きました。この仕事は面白く、楽しく、また苦しくもあったのですが、子供が大きくなったこともあり、私は仕事に没頭して、家に居る時も寝る時も仕事が頭を離れないという生活を送りました。

 

その時は経済的にも一番大変な時期だったし、売り上げによりお給料が変わるので、頑張りたかったのです。それにいい成績を収めて表彰されるのも嬉しく、娘たちはもう大きいのだから、と自分に言い訳して仕事に全力で取り組んでいました。今となると、娘たちに淋しい思いをさせたのでは、と思わないでもありません。

 

退職後はたまたま長女一家が日本に帰ってきて、自宅購入までは同居もしていたので、姉妹たちが集まることも増えました。私はお料理を振る舞うことが多くなり、そこで母親らしさを少し感じることができました。それがいい思い出になってくれたらいいな。

 

私が理想的な母親でなかったとしても、でも、私は自分にも娘たちにも誇らしく思うことがあります。それは、3人とも自立して生きていける力をいつの間にか身に付けていたことです。

 

長女は仏語(現在主婦)。次女はSE(個人事業主)。三女はライター(個人事業主)。

 

浅く広く学んだだけで結婚して家庭に入った私の足りないものを娘たちは手に入れました。それも、「親には頼れない」という悪条件が逆にいい結果を生んだのだと、良い風に解釈したいです。

 

ここに来るまでには次女が一番苦労をしました。SEの仕事がハードだったり、人間関係が難しかったりで、体調を崩す時もありました。でも、思い切って独立してからは収入も増え、人間関係も上手くいくようになってきました。こういう気持ちの余裕が魅力となって、良い方に巡り合えたのかもしれません。

 

昨日の金曜日まで働いていた次女は今日から2週間のお休みを取って、今は荷造りの真っ最中。明日の日曜日はまず彼が引っ越し、火曜日は次女が引越します。明日は新居に行って彼の引越を手伝うというのですが、自分の用意は間に合うのかしら?

 

まあ、これも余計な心配ね。いつまでも子ども扱いしてどうする?(笑)これからは、娘3人にはそれぞれ頼りになるお婿さんがついていてくれると思うと、本当に安心です。

 

次女の引越当日は、荷物を出した後すぐに次女は新居に出発、私がガスの閉栓と賃貸マンションの引き渡しに立ち合い、鍵も返すことにしています。ああ、いよいよ千葉に行っちゃうのか・・・なんか、ドキドキします。

 

落ち着いたら新居も見に行きたいし・・・やっぱり今年の12月も忙しくなりそうです。

 

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