ベトナム戦争末期の1975年4月北ベトナム軍によって南ベトナムの首都サイゴンが制圧、
南北ベトナムが統一され戦争終結となったベトナムであるが、
その後ポル・ポト率いるクメール・ルージュによって政権掌握された民主カンプチアとの間で、
更なる戦闘が繰り広げられた。
その悪名高きポル・ポト政権のクメール・ルージュであるが、原始共産主義を標榜し、
私有財産の没収、通貨の廃止、教育、医療、国家機関の全てが廃止され、
徹底的な愚民化政策により、教養・知性を否定、
高学歴、インテリ層のおよそ100万人が残虐に殺害されたという。
翻って今の世界の動向を見るにつけ、表立った殺戮や残虐性こそ無いものの、
愚民化政策という意味においては、
世界でも、特にこの日本において同様の傾向が1980年代以降際立っていて、
愚民化のその中心的な役割をTV・マスコミが担っている。
そして、一般的に認知されないが故に、かえって始末が悪いのであるが、
販売されているほとんど全ての加工食品に、添加物という化学薬品が使われていて、
これが真綿で首を絞めるように、時間を掛けてじわじわと庶民の体を蝕んでいる。
また農薬および除草剤(グリホサート)により、現在我々庶民が入手できる野菜のほとんどに、
即効性ではなく緩慢に作用する毒薬が仕込まれていて、巧妙にも後々癌を引き起こす。
そして、その病気となった庶民を、手ぐすね引いて待っているのが現代医療であり、
食事の見直しと、生活全般に亘るデトックスおよび自己免疫強化、
そして自然治癒に任せておけば良いものを、わざわざ高い診察料で、
本来飲まなくてよい毒薬を処方され買わされて、更なる病気を誘発している。
癌などはその代表的かつ最悪のもので、高額な癌治療を長期間施され、
その末に抗がん剤によって死に至らしめられるという、
今後その餌食となるであろう予備軍の数は約1億人という、
ポル・ポトもビックリの残虐性である。
さて前置きが長くなりましたが、英国のインダストリアル系ニューウェイブ、
音響系のはしりとも言えるユニット This Heat です。
直接的に前置きに書いたような事を訴えている訳ではありませんが、
サイゴン陥落というタイトルから、クメール・ルージュ、ポル・ポト政権が連想され、
そのサウンドから、
現代社会に巣食う凶悪性に対して間接的に警告を与えているように感じるわけで、
昨今の日本のあまりにも酷い愚民化傾向と、毒薬を取り込まざるを得ない状況に、
この手の音楽を聴き慣れない方には最後まで聞き通すのは厳しいかもしれませんが、
戦争を想起させるこの時期に敢えて警告を発する意味でこの名曲を取り上げさせて頂きました。
尚、この動画の後半に使用されている写真は実際の殺戮シーンではありません。
カンボジアの俳優によって「怒りの日」として非公式に知られている国の記念日に、
クメール・ルージュによって犯された残虐行為が再現された時の写真です。