不具合の原因が判り、対策し、動画を再アップロードしました | Art of Vinyl

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ジャンルを問わず、アナログレコードの素晴らしさを伝えたい。

本日は新規導入したアナログプレイヤー Thorens TD121 および、

 トーンアーム ortofon RMG-212 の不具合の原因を調査しました。

 

最初に録音した音は、いつもと比べてレベルが低かったため、

A/Dコンバータの録音レベルを高めに設定しました。

その時点で異常に気付けたはずなのに、新しい装置の導入で舞い上がっていたのか、

そのまま録音して、十分なチェックもせずに、動画をアップしてしまいました。

 

再チェックして気付いた不具合は、変な歪み方をしているということ、

特にジェームス・テイラーの "S" の発音のところが歪んでいました。

あとは全体的にノイズが多く、ハムノイズも気になりました。

 

これはおそらく、レコードの溝からピックアップした振動が、

カートリッジに十分に伝えられていないと思われたため、

プレイヤーの筐体またはトーンアームに何らかの原因があると考えました。

 

TD124 もそうですが、Thorensのこのタイプのプレイヤーは必ず専用の台座を使用します。

理想的には Thorens オリジナルの台座ですが、私の場合は自作したものを使っています。

ところが今回落札したままの状態では台座を使用せず、

出品者オリジナルの支柱4本で支える形でした。

ここをまず台座に変えてみました。マッシュルームと呼ばれる専用のゴムも挟んだ形の、

TD124 と同じ形にしてみました。これがやはり正解で歪みがかなり抑えられました。

しかしまだ不十分で、TD124 で再生する音には全然及びません。

 

そこでトーンアームをいつも使っている SME 3009S2 に変えてみました。

これが大正解で、いつも聴いている TD124 の音が出てきました。

いやよく聴けば、むしろ TD124 よりも太い音、濃厚な音が出ていると感じました。

やはりこれが、当初求めていた TD121 の音だと判り、ほっと一安心です。導入して正解でした。

 

ortofon RMG-212 は何が問題なのか今のところ判りませんが、今後も調査を継続します。

 

さて早速、ジェームス・テイラーとモーツァルトの音を取り直し、動画を作り直して、

YouTube にアップロードしました。

 

 

ちなみに音のみを入れ替えただけなので、動画では トーンアームがRMG-212 のままですが、

画を撮り直すのは大変なので悪しからず。今回は以上です。