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3年ぶりに様々なイベントが復活し、例年と状況が変わったこともあってか、いろいろとトラブルも発生していました。

 

今回は、10月8日に開催された三陸花火競技大会のお話。

 

 

これはネット記事にもなってたから、ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

 

三陸花火は、岩手県陸前高田市で生まれた花火大会。

コロナ禍においても、2020・2021年にも果敢に花火大会を開催してきました。

 

主催者は、自治体ではなく、株式会社FIREWORKSという会社です。

ある意味、自治体主催でなかったからコロナ禍でも開催できたのだと思います。

 

打上は、2022年に「大曲の花火」で内閣総理大臣賞を受賞したマルゴーが中心に担当。

音楽に合わせたカラフルでダイナミックなスターマインを中心に、秋は若手花火師の競技大会も同時開催しています。

 

そんな三陸花火ですが…

 

 

2022年秋は大きなトラブルが起こってしまいました。

 

こちらは全席有料、駐車場も有料なのですが、なんと早々に駐車場がいっぱいで入庫できなくなり、駐車できない車が100台以上発生したとのことで…

当然、花火を見ることもできていません。

 

本来、有料駐車場でチケットも発売しているのだから、事前に駐車数は把握していたはず。

 

なのになぜこんなことが発生したかというと、前日までにかなりの雨が降り、駐車場にしていた空き地に多数の水たまりができてしまい。そこを避けて駐車していくうち、事前に用意していたスペースに、予定の数が停められなくなってしまったのだということです。

 

当時の上空からの写真も見ましたが、確かにスペースの半分も利用できていないのではないかという状態でした。

 

その後の、別の駐車場への誘導がうまくいかず、駐車場待ちする車が前にも行けず戻ることもできず立ち往生してしまい、長蛇の駐車場待ちの列が発生してしまった…ということらしいです。

 

 

15時や16時ごろ会場近くに到着していたにもかかわらず入場できなかった人も多かったようでした。

ギリギリに来て入れなかったら自己責任でしょうが、早めに来ているにもかかわらず指定の駐車場に入れなかったとなると、怒るのも仕方がない(-_-;)

 

陸前高田市の花火会場も、利根川大花火大会の会場といっしょで、インフラの弱い地域です。

鉄道駅がなく、道路も複数経路が利用できず結局1,2本のルートに集中してしまう。

また、以前から車での来場者には、最寄のICは利用しないよう呼び掛けていたのですが、今回はその呼びかけが十分でなかったようで、多数の方がそのICを利用されたようでした。

それもまた、運営の予期しない渋滞が発生した原因でもあったのではないかと思います。

 

 

過去3回の開催で、本数の少ないBRT(バス専用道を走るバス。かつての鉄道線を利用している。車両はほぼ普通の路線バス)では輸送が困難ということで、公共機関利用者向けに仙台や一ノ関・盛岡などの主要駅からのライナーバスは手厚くしていたのですが、自家用車組に関しては割とスムーズにいっていたのではないかと思います。

 

あまり問題視していなかったぶん、トラブルが起きたときの対処がうまく行かなかったのではないかと思いました。

 

 

かくいう私は、一ノ関駅からの往復ライナーバスを利用していたので、会場近くでいつもより渋滞しているのは感じましたが、到着予定時間より少し遅れた程度で余裕をもって到着できました。

 

ライナーバスは、以前は往路便の到着場所も、復路便の出発場所も会場からかなり遠かったけど、今回は会場裏口のすぐ前の駐車場で、到着場所も出発場所も同じ。

裏口側にも受付があって(以前は正面からしか出入りできないと言われた)、入場もスムーズだった。

いろいろ改善されていて嬉しかったので、初期からひっそり応援している身としては、駐車場の件はなかなかショックでした(^^;)

 

 

結局、駐車場に入れなかった方々については、本人からの電話を受け、状況聞き取りの上で対応をされたようです。

(具体的な対応は個別の状況により異なる模様)

 

ただ、規模の大きな会社でないだけに、かなり痛手ではあっただろうと思います。

 

 

三陸花火は年に2回、春に花火大会を、秋に花火競技大会を開催しています。

他にも各地で花火大会を手掛けています。

 

2回もやらず、まずは1回しっかりやれ、三陸花火から固めろという声もありますが…

これは、本末転倒なんですよね。

 

彼らは、事業として花火イベントを成立させようとしているんです。

だからこその株式会社化。

年に1回だけ、三陸だけ、では事業として成り立たない。

 

事業として成り立たないということは、他に本業を持って、「片手間で」「ボランティアで」やれ、ということです。

 

「片手間なら」「ボランティアなら」あの規模の花火大会が完璧に運営できると思うのだろうか。

1回ならできるかもしれない。

でも、継続するのは難しいと思います。

 

 

コロナ禍で、たくさんの花火大会が中止になりました。

その中で開催されたいくつかの花火大会は、三陸花火であったり、芸術花火シリーズであったりという、「自治体主体ではない」花火大会でした。

 

自治体主体の花火大会は、いくら規模の大きい、伝統ある花火大会でも、やはり自治体の全体意思が重視されるし、安全重視の声が尊重されやすい。

 

今後も社会情勢がどうなっていくかわからないなか、たくさんのパターンの花火大会が開催されるのが理想だと私は思っています。

 

今回のことは、経営的にも痛手であっただろうと思います。

でも彼らは、まだまだ花火大会を継続していこうとしている。

 

ライナーバスの件が劇的に改善されていたように、経験を踏み台にして、頑張って欲しいと願っています。

 

 

そして、参加者がわの対応としては。

 

やはり、「早く動く」に尽きると思うのですよ(-_-;)

チケットも駐車場も確保して、なんで早く行かなきゃいけねーんだ、という気もしますが、往復経路に関しては、何が起こるかわからない以上、だれにも保証できない。

 

「時間の無駄だ」

「早く会場に行ってもすることがない」

 

と思う気持ちもよーーーーくわかるのですが。

(なるべく仮設トイレは使いたくない、という人もいると思うし)

 

その分、安全を買うと思って…

逆に言えば、ゆっくり行くというのは、場所によっては相応のリスクを伴うのだということが、理解されるといいなと思います。

 

 

 

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