昨年から火曜日は、母として息子たちの小学校の「読み聞かせおばちゃん」をしに行かせてもらっています。
私の場合は読み聞かせではなくほぼ「対話」をしていますが(笑)
朝の1日が始まる時に、「気持ち」というものがあるんだ、自分にも「気持ち」ってあるんだなと、子どもたち自身が感じてくれるきっかけになれればいいなというのが私の望み。
今日は3年生のクラスでこの本を読みました。
主人公のぶんぺいくんという男の子が、お母さんから色々な場面で怒られるというだけの話!とっても文章が少ないのですが、少ない時間で子どもたちと対話しながら読むにはちょうどいい分量です。
ぶんぺいがお母さんに怒られる場面は、
ご飯を残す
歯を磨かない
けんかをする
ごろごろする・・・
などなど。
子どもたちにとっては「あるある!」なのです。
お母さんでなくても、他の家族や先生にでも、子どもたちは同じようなことで怒られるそうな。
「あるある、わかるわかる!」とほとんど全員が口に出してうなづく。
「その時の気持ちってどんな感じがした?」と問うと、
思い返せば、その時の自分の気持ちもなんとなく感じられる。
「じゃあ、怒っていた大人の気持ちってどんなんやろ?」と問うと、
「え!そんなん考えたこともない!」
「全然わからん。怒られたことしかわからん」
「えー、なんでお母さんの気持ち、想像つくときはあるけど聞いたことない」
なんていう答えが返ってきました。
わりとどのクラスでも、「気持ち」の話をすると、「考えたことなかった!」という子がとっても多いです。
人の心はたえず動いていて、「気持ち」は誰にでも必ずあるもの。
「気持ち」があると知ってそれを感じられると、相手に対して漠然と抱く「いらだち」「腹立たしさ」「不安」「憤り」・・・などが、和らぐ感じが私はします。
子どもたちにどんな気持ちがあるか、感じていますか?
あなたの気持ちは、子どもたちに「伝わって」いますか?
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まずは自分の気持ち、安心して話してみよう。
気持ちを感じられる大人になろう。
おやべんで待っています!
■2016年12月17日(土)13:30~
福岡市博多区*クラウドナイン・エデュケーションにて
■2016年12月21日(水)10:30~
福岡市博多区*クラウドナイン・エデュケーションにて