世間は何かと「レコードが若い人に人気」と持て囃してますが、そんな中、老舗レコ店が知らぬ間に閉店してました…(涙)。
1. JUKE RECORDS (福岡)
4:15~ JUKE RECORDS が出て来ます(それまではレコにハマる若者達の画)。
自分は九州には行ったことがないので、名前しか知りませんでしたが。レコ屋(しかも老舗)がなくなるのは何とも寂しい。
店長の松本康さんは『レコード・コレクターズ紳士録』にも出てましたね。今年の9月に他界されたそうで。ご冥福をお祈りいたします。
余談ですが、若い人達が上の動画で
「モテたいから」
「(レコードは)おしゃれ」
とか言ってますけど、オッサンレコ掘り師の自分には意味が分からん(笑)。なぜレコードが「モテる」のか?ならば重度のレコード掘り師の私はモテモテではないのか(爆笑)?
中には「レコード・プレーヤーを持ってない」と言いながら、レコを買うレコード女子も登場します(結局プレーヤーも買ってましたが)。う~む、オッサン掘り師には理解できん。
他にもレコードは、
「音楽を手にする感覚」
「音楽を体験させてくれる」(以上、上の動画から)
とか
「圧倒的所有感」
とか言ってる若いレコ掘り師達もいますが、CDだって音楽体験させてくれるし、所有感だってあるんじゃないのか?そもそもこの国は1989年にCDより劣るからとレコを捨て、全て新譜はCDになったんじゃないのか(当時米国&ドイツではまだプレスされてたのに)?
こんなに世の中が変わったのに、レコを愛し続けていた老舗が閉店するとは皮肉だし、本当に悲しい。
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こちらも閉店していたとは…
2. えとせとらレコード蒲田店(東京)
(動画は見つかりませんでした)
何と約2年前に閉店していたとは!掘り師として失格です(グムムム)。自分もここ数年、この店には行ってなかったんですが…。
”えとせとら”店は新宿&蒲田に複数店舗構え、一時代を築いたと言っても良いほどのレコ屋さん。店長の新井さんも『レコード・コレクターズ紳士録』にも出てましたね(余談ですが、ご兄弟の新井さん(お兄さん?)も同じ蒲田で『アライ・レコード』をやってましたね)。
自分は西新宿の風俗店横の古いビルの4F? にあった時に、”えとせとら”にお世話になりました(と言っても数枚しか買ってないですが)。今現在も手元に残っているのが下の1枚:
John Morgan - Kaleidoscope ( Carnaby 6302 010 ) UK LP 1971年
あの "Spirit of John Morgan" で2枚のアルバムを残して解散したジョン・モーガンが、その後にリリースした1st アルバム。確か恒例のセールに1時間遅れくらいで到着して、売れ残っていた1枚。5,000円くらいでしたが、結構悩んで「このくらいだったら買えるか」と腹を括って買った記憶があります( in 1990年代中頃の話)。他にもレアなレコがゴロゴロあったんですが(特に帯付きの国内盤)、とても自分には買える値段ではなくこれを選んだと思います。”えとせとら”って国内盤に強かったんだよな、確か。
レコード・ブームとか言ってマスコミは賑わってますけど、内実はそんなに簡単なものではないでしょう(つづく…)。