通勤のお供として6年間乗り続けたモンキーのフレームが破断して、近所のバイク屋さんで溶接修理できないと言われてから、およそ一か月後。
妻とふらりとバイク屋さんに寄りました。
本来の持ち主である妻はすでにモンキーは寿命を全うしたと認識して、処分することを希望してます。どちらかというとグズグズとなんとか修理して復活させられないかと模索していたのは僕のほう。
フレームの溶接ができる修理屋さんを探してみるとか、中古のフレームをヤフオクで見つけてみるとかやれることがあるんじゃないかと。その一方でバイクをフレームだけに分解する作業をすることを考えるとなかなか時間も場所もないしと、なかなかいい答えが出せません。
妻のほうはといえば、どこかが壊れるたびに週末に僕が自分で買ってきた社外品の部品をつけるのに時間を使っているのにちょっと疑問を持っていたようで。
ちょっと壊れる頻度多すぎない?と。純正に比べれば品質に劣るけど安い社外品を使っているからそうなるのでしょうし、純正パーツはすでに絶版となっていて、そういう安い社外品しか入手できないのもまた現実。むしろ、それでも車体のほとんどのパーツが購入できる状態にあるバイクというのがそもそもモンキーたる所以なわけで。
まあ、確かにあちこちよく壊れました。通勤というほぼ毎日使用する過酷な環境では品質の低い社外パーツでは耐えられないようです。
なので、もう買い替えたら?修理ばかりしている時間がもったいない。というのが妻の言い分です。
確かに。
どっちにしろ、フレームを修理するにしろ代替品を入手して交換するにしろ一筋縄ではいかないしすぐに解決できません。通勤するのに使う以上は、悠長に構えているわけにもいかず。
で、とりあえずなにかいい通勤バイクはないかと覗きに来たわけです。
中古でモノが多く置いてあるのはレッドバロンですね。この店舗では過去2回バイクを購入したことがあるので信用できます。
できればハンターカブが格好いいから欲しいんだけど、それは難しいだろうな。クロスカブで良さそうなのがあれば・・・という感じで物色したわけです。
コロナ禍の真っ最中だったこともあって、バイクは中古も非常に入手しづらい状況でした。何せクロスカブの中古が新車と値段がほぼ変わらない。工場も生産力が落ちていて、需要に追い付いていなかったんでしょうね。
ちなみに新車購入の申し込みをしてもいつになるか目途もたたないと言われました。
ちょっとくたびれたクロスカブがあるけど、これくらいしか選択肢がないのかなーと並ぶバイクを見ていると、とあるバイクに目が留まりました。2台が新車で置いてあります。ホンダのグロム、ではない。Kawasaki?めっちゃ格好いいじゃないの。しかも、新車でさっきのくたびれたクロスカブと値段変わらないと。
Z125Proとの出会いでした。
実はこのとき一緒に来ていた妻はため息をついていたらしいです。
妻はホンダ好きなので、クロスカブ購入を第一に来たことでかなり期待していたらしいです。一方僕がカワサキ党なので、Z125Proを先に発見した妻は僕がこれを見つけたときは間違いなくこれに決めてしまうだろうと思い、見つけませんようにと願っていたらしいのですが。見つけて目の色が変わった僕を見てため息ついたそうです。
Z125Proについての予備知識はゼロです。が、カッコいい。安い。新車。跨らせてもらって乗りやすそうだし。というわけで即決しました。
2台あってブラックと写真のグリーンがあったので、このグリーンを選びました。この色もいいですね。
妻は「カワサキかぁ・・・カワサキかぁ・・・」とブツブツ文句言っていましたが、まあこれにするだろうなという予想してたくらいだから見えていた結果でしょうよ。
バイクの故障で急遽要り様になったもんだから、まとまったお金もありません。ローンで購入です。車のローンとダブルはキツイと思いましたが、致し方ありません。
それでも新しいバイクを入手するのは嬉しいですね。
慣らし運転中に撮った写真。
グロムはあまり見た目が好みじゃないので買う予定ありませんでしたけど、このZ125Proは一目ぼれに近かったです。
それから2年経ちました。
ローンの支払いも終わり、タイヤも2回交換。走行距離は2万3000キロを超えました。通勤オンリーですけど。今のところフルノーマルのままです。
まだまだ元気に走ってくれているので、Z125Proに関する記事もまた書いていきます。というか、このZ125Proのこと書きたくても、そもそも購入したことすら書けていなかったから。ようやくです。