先週、私が実際にトイレの中で経験したことをお話しします。
 

 
その日は、大学に行く日でした。
 
私はいつもと変わらず、授業に遅れないように授業開始の40分くらい前には、すでに学校に着いていました。
 
 
「早めに着いたことだし、手洗い・うがいやっとくか~」
 
私はそう思い、大学のトイレへと行きました。
 
 
トイレに行くと、先客が1人だけいました。
 
その先客は、個室トイレに入っていました。
 
ですからトイレには、その先客と私の2人がいました。
 
まぁ、日常で、あり得るようなシチュエーションですよね。
 
 
 
しかし!その時のシチュエーションは、日常のものとは違っていました!
 
実は、その個室に入っている人は、大きないびきをしていたのです。
 
 
 
私はそれを耳にした直後、
 
「うそでしょ!?
 
トイレでそんなに爆睡できるものなの?」
 
と思いました。
 
 
しかし、そんな思いはすぐに無くなりました。
 
ある可能性が、私の頭の中をよぎったのです。
 
 
 
くも膜下出血。
 
 
 
これは、脳内の血管が切れる病気のことで、放置すれば死に至ります。
 
そして実は、くも膜下出血で意識を失ったときの特徴は、いびきをすることなんです。
 
だから私は、
 
「この個室にいる人、もしかしてくも膜下出血なんじゃないの?」
 
と思ったのです。
 
 
では、なぜ私は、すぐにそう思ったのかといいますと、実は私には、すごい尊敬する大学の先生がいて、その先生はくも膜下出血で奥さんを亡くしたんです。
 
奥さんの発見が早ければ助かったかもしれませんが、奥さんは意識を失ってからすぐには発見されませんでした。
 
その結果奥さんは、病院に運ばれてから一度も意識が戻らぬまま、亡くなってしまいました。
 
……奥さんが初めて発見されたとき、トイレで大きないびきをしていたそうです。
 
 
私は、思いました。
 
「先生の奥さんの悲劇を、俺の目の前で繰り返すわけにはいかない!」
 
 
 
ただ、その個室に入っている人が、本当に寝ている可能性も少なからずあるわけです。
 
ですから私は、本来の目的であった手洗い・うがいを済ませ、個室の前で1分くらい立つことにしました。
 
 
「…やはりおかしいぞ!!」
 
私はそう思いました。
 
 
実は、私は、あえて結構な大きさで
 
「ガラガラガラ~~!」
 
と、うがいをしたり、1分間、個室の目の前にずっといて、いびきを注意深く聞いたりしていました。
 
しかし、いびきのリズムは全くと言っていいほど、乱れることはなかったのです。
 
 
「普通、外で大きな音がしたら、いびきって無くなるか、少なくともリズムは乱れるよね?
 
にもかかわらず、このいびきの一定具合って……
 
いや、さすがにこれは何かがおかしいって!!」
 
 
 
私は焦りました。
 
「この場合は、まずは意識確認したのちに、救急車だよね?
あと、救急車呼んだら、すぐに近くの先生に報告しなきゃ!」
 
 
私は非常事態で心臓がバクバクしながらも、意識確認するべく、結構な大きさで個室のドアを「ドン!ドン!ドン!」とたたき、さらに、結構な大きさで、
 
「すいません!大丈夫ですか!?」
 
と呼びかけました。
 
 
 
……すると、5秒くらい経ってからですかね?
 
向こうから眠そうな声で、
 
「大丈夫で~す (´з`)」
 
といった声が返ってきました。
 
 
 
 
……あぁ、やっちゃった ”(-“”-)”
 
 
私はすぐに、
 
「やらかした!!」
 
と思って、メチャクチャ恥ずかしくなって、
 
「すいません」
 
と即行謝り、すぐにトイレから逃げ出しました。
 
 
 
 
はい!!
 
完全にやらかしました。
 
当時のことを振り返ると、
 
「あぁ~、 俺のバカ~」
 
みたいな感じですけど、でも、あの時の私の判断は間違ってなかったと思いますよ(笑)
 
もしも意識確認せずに、その人を放っておいて授業に参加したら、
 
「あの人今ごろどうなっているかな~?
 
俺が救急車呼ばなかったために、死んじゃってたらどうしよう? ”(-“”-)”」
 
といった思いに苦しめられることになりましたからね。
 
 
……まぁ、結果ノットオーライでしたけど(/ω\)(笑)
 
 
 
ということで以上が、私が先週経験した、やっちまった出来事についてでした。
 
 
この記事を読んで、少しでも笑っていただけたら幸いです(^^)
 
 
それでは✋
 

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