即死トラップが張り巡らされた立方体の部屋で構成された迷宮からの脱出劇を描いたスリラー映画の金字塔とも言える『CUBE 』を監督のヴィンチェンゾ・ナタリも参加して制作された公認の邦画リメイク『CUBE 一度入ったら、最後』

こういう映画が好きな人は大抵観ているだろうし、トラップや部屋の法則などは元の作品を踏襲してあるのでそこまで目新しさはありませんが、邦画リメイクのオリジナル要素として、それぞれの登場人物の過去やここに至るまでの境遇が語られるところは、日本のドラマっぽいなと思います。

ただ、どれも詳細な説明が十分にされないので今一つ感情移入できないと言うか物足りないんですよね。。。それぞれの職業とかキャラクター設定ももう少し説明されてればいいのに、斎藤工の急いで脱出したい理由も結局わからずじまいでホント消化不良です。

★★☆55点

一応続編を匂わす終わりでしたが、この作りなら、各キャラクターの過去回想シーンなどをちゃんと加えてNetflixとかで連続ドラマにした方がいいんじゃないかと思います。わざわざ今さら劇場でやる作品でもなかったかと。。。