ボリウッドの大手映画製作会社ヤシュ・ラージ・フィルムズのスパイアクション映画シリーズ“YRF スパイユニバース”シリーズ最新作『タイガー裏切りのスパイ』

このスパイユニバースシリーズと大々的に銘打って公開されたのは、人気のインドアクション俳優シャー・ルク・カーン主演で去年公開された『PATHAAN /パターン』(観てないですが。。。)からみたいですが、今回のタイガーシリーズの3作目がこのスパイ・ユニバースシリーズの第5弾になるようです。シリーズ1作目の「タイガー伝説のスパイ」は2013年の公開で、続編の「甦る伝説のスパイ」は2017年の公開だったみたいなので実に7年ぶりの新作で、思ったより結構前からあるシリーズなんですね。。。

主演のタイガー役は過去作同様にインドの人気ボリウッド・アクションスター、サルマン・カーン。この方は「パジュランギおじさんと、小さな迷子」でバジュランギおじさんことパワンを演じたインドの3大カーンの一人です。

あのほのぼのとした国境を越える少女との二人旅とは打って変わって、タイガーはインドの情報組織RAW最強の凄腕諜報員。そしてタイガーの妻はパキスタンの情報組織ISI のエージェント・ゾーイ。過去作から同じキャスティングの夫婦スパイに対する今回のヴィランはゾーイの師匠で、このスパイ夫婦に因縁のある元ISI 幹部・アーティシュ。

ISI もRAWも把握している残虐で策士のアーティシュにより、幾度となく裏切られピンチに追い詰められながらも、タイガー率いるチームがインドとパキスタンの平和を守るために道を踏み外したアーティシュに怒りの鉄槌を喰らわす、本当に全編凄まじいアクションシーンの連続でインド映画のスケールの大きさを体感できます。インド映画お決まりのミュージックビデオ的なシーンも含め、2時間36分の超大作アクションです。

★★★★80点

「パターン」ではタイガーがカメオ出演してたみたいですが、こちらにはタイガーと同じくRAW の諜報員のパターン(シャー・ルク・カーン)がカメオ出演してましたね。こういうコラボがあるのもスパイユニバースの醍醐味です。

過去作も機会があれば見てみたいところ。。。