経済なんでも研究会

激動する経済を斬新な視点で斬るブログ。学生さんの就職準備に最適、若手の営業マンが読めば、周囲の人と差が付きます。

今週のポイント

2023-01-30 08:03:50 | 株価
◇ ‟鬼の居ぬ間に洗濯”する株式市場 = ダウ平均は先週603ドルの値上がり。前週末から6日間の連騰で、終り値は3万4000ドルに急接近した。景況感指数が悪化したり、巨大IT企業による大量の人員整理が続いたり。悪材料も出たが、市場は気にしない。特に大きな悪材料ではないという認識だ。その半面、昨年10-12月期のGDP成長率が予想を上回ると、素直に反応する。まさしく‟鬼の居ぬ間の洗濯”である。

日経平均は先週829円の値上がり。3週連続の上昇で、この間の上げ幅は1400円に達した。ニューヨークの連騰にも引きずられたが、コロナ規制の撤廃に対する期待が大きい。外国人観光客を含めた個人消費の拡大で、どの企業が儲かるか。市場では、銘柄の物色が続いた。またIMF(国際通貨基金)が日本経済の予測を上方修正したことも、買い材料になった。

FRBは2月1日、政策金利の0.25%引き上げを発表する見込み。ニューヨーク市場は完全に織り込んでいるので、好材料にはなっても悪材料になることはないだろう。ところが、そのころ企業の12月期決算がピークを迎える。もし、その内容が予想以上に悪いと、市場は‟鬼”に直面する。東京市場の決算発表も2月10日がピーク。状況は全く同じだ。

今週は31日に、12月の労働力調査、商業動態統計、鉱工業生産、住宅着工戸数、1月の消費動向調査。1日に、1月の新車販売。アメリカでは1日に、1月のISM製造業景況指数。3日に、1月の雇用統計、ISM非製造業景況指数。またEUが31日に、10-12月期のGDP速報。中国が31日に、1月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なお1日に、パウエルFRB議長が会見。

        ≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

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