森林文化都市沼田

魅力的な印象の呼び名です・・・・・

文学・美術・音楽・伝統芸能・工芸・・・・様々

映画「ここに泉あり」に描かれているが、

それからずっと全県下の小中学校の音楽教室を

続けていることでも有名な群馬交響楽団が、

コロナ禍、各地域の演奏会に、

その地域にゆかりある人を招き、

親しみやすく優れた音楽を幅広い人々に届けたいと

更なる躍進を始めた気配・・・・

 

それぞれの、人の、グループの、夢が重なり、結び合い、

沼田市出身の詩人・林柳波の曾孫というご縁を持ち、

今、多くのステージで活躍中のソプラノ歌手

小林沙羅さんをお招きしての演奏会が実現した。

風もなく、節分らしく春の近いことを感じる晴天の午後。

 

沙羅さんは「ウミ」が好きとおっしゃる。

海を思わせるブルーのドレスで、

時に力強く、時に繊細に、美しいソプラノを会場に響かせた。

曾祖父の生誕の地で、こんな演奏会ができることを

感慨深く話された。

沙羅さんにとっても夢だったいくつかの希望を叶えられたとも・・・

そこには、それなりの冒険もあったことだろうが

だからだろうか

かなり魅力的で時間を短く感じる演奏会だった。

若手の指揮者 太田弦さんの指揮も、スピーチも、
そのお人柄からか温かな雰囲気だった。

アンコールのグリーグの曲の澄んだ響きを耳に留めて

爽やかな思いに会場を出られた。

よかったねーというつぶやきが、後ろの席から聞こえてきた。

 

ほとんど満席に見えた。

一つの夢の実現!

 

様々な人の様々な夢が組み合わさって、実現は遠いと想えていた夢が実現した。

これこそしあわせユニットの理想の形・・・・・

 

 

 

私事ですが・・・・・

 

50年前、

「お江戸見たけりゃ高崎田町」と言われた高崎の中心街が

元気をなくし始めた頃、

「高崎市を文化都市に」と立ち上がった青年たちがいました。

中心には音楽センターを中心とする

つまりは群馬交響楽団を中心とする町おこしが、

構想の核にあったと記憶しています。

合唱団員を一般から募って、

ヤマカズさん・山田一雄さん指揮の第九に挑戦しました。

群馬交響楽団は故郷の誇り、憧れでした。

 

「歓喜の歌」を群響のバックで歌うなど

夢なれど一歩にわれも加わる

 

この度は、「森林文化都市沼田」を盛り上げる夢への参加。

演奏会そのものの他に、感動したことが多々ありましたが、

その中から二つご紹介します。

 

その1.

過日、文化の重要性に共鳴してくださった市長さんが、駆けつけて来られた!

実はこの日、会議が重なって来られないとおっしゃっていましたが、

突然、自家用車を運転して裏口に乗り捨ててー

沙羅さんとご家族、裏方でスタッフの方にご挨拶。

残念がられ、残念とおっしゃって、あわただしく次の会場へ・・・

 

もちろんステージでご挨拶いただけたら最高でしたが

心の底に勇気をいただいた経験でした。

長という人の存在の意義を思いました。

 

その2.

沙羅さんのご家族からいただいたのは・・・・

ほんわりとした気分・・・

あの雰囲気は、なんだったのでしょう・・・

 

沙羅さんが、ステージのスピーチでおっしゃった。

「曾祖父の誕生の地に私が来て、今そこに息子がいます・・・」

活発に外では走り回り、

お母さんが大好きだけど場をわきまえて大人しく、

でも、とっても子供らしいお子さん。

写真で紹介できなくて残念!

 

  

ちょっとしたプライベートタイムにはお母さんに飛びつく。

彼こそが宝物。

走り回りながら笑顔のVサイン、本当に可愛い!

彼との出会いも大きく心に残っています。

幸せの香とでも・・・いいましょうか・・

 

五月には、また沼田で歌ってくださる予定とか。

また、皆さんにお会いできるといいなあ~

 


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