高崎のイオンモールにしばらくぶりに行きました。
「近くに本屋さんがないし、
ちょっと離れたところに本屋さんはあるけど、
欲しい本がないから、買って来てーーー」
と、
年上のお友達に頼まれて、
未来屋書店に行きました。
無印良品のアプリをオンにしたけれど、
でも、大きな買い物はやはり駐車場がちかぃ地元の無印にしようと思いつつ、
無印のリビングの売り場をぶらぶら行くと・・・
境も無くて、未来屋書店です。
二回目の「大短歌研究会」
歌集の品ぞろえも楽しいものになっていました。
「心のなかの短歌展」とか。
心という字が使われている短歌を紹介しています。
高崎出身の歌人のコーナーに、ひときわ目を引くのは、
『ナイトフライト』のブルーの表紙。
画用紙に表と裏があるように心にもあるざらついた面
伊波真人『ナイトフライト』
対照的な古風の和服の刺繍のデザイン表紙の『わたしの歩幅』
「家のこと心配しなくていいのよ」と
言うときは母はわずかに笑みぬ
岸田佳子『わたしの歩幅』
世代が変われば詠まれる題材もさまざまで面白いと見ていたら。
「これから歌会ですが、いかがですか?
お時間があれば」
と声をかけられた。
驚いたことに、声の主は
『ナイトフライト』の著者、伊波真人さんご本人!
世代の差。
どのくらい理解できるだろうと、
見学させていただくことにした。
ここに作品を紹介できないのが残念、
よく理解できる作品に出会えた。
なんとも嬉しい体験を頂いた。
「どうぞ」
と、伊波さんに無印のお茶までいただき、
何だかいただきものばかりして帰ってきてしまったような
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「心」の文字のない歌集はなかなかないとの事で、
そうかなあと、
『透明なペガサス』を開いて、
心の付く作品があるか探したが
なかなか見つからなかったが。
ああ、心臓なら・・・と見直したら、
あった! 心臓!を歌う 命のページ。
心
を歌った歌もある。
流れやすき胎児といわれ守りいて我を守りくれし祖母を看取れず
強い命と言われたる子の心臓は暗き画面に瞬き始めき
エコーの診断画面に胎児の心臓の拍動は星の煌めきのように現れた。
献血をしてきたる娘よ母よりも強き体に 心 育ていき
田村奈織美『透明なペガサス』
やはり、未来屋さんのテーマ 「心」は なかなかのテーマ。
恋が歌われ、仕事が歌われていても、
子 の存在は、子を詠んだ歌は、この歌集の一つの核か!?
子に向けて語った歌集であったか。
と、気付かされる。
書店で人生を振り返る機会を得た。
これを企画した人は・・・入社したての女性。
これからどんな企画が打ち出されるか? たのしみ。
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