車でも走りでのある距離をよく歩けたものだと思うのですが、
なるほど、こうして、足の疲れも取っていたのかと、
じんわりと体に沁みる湯につかってきました。
若山牧水の『みなかみ紀行』に登場する
みなかみ町、湯宿温泉の宿、「金田屋」さんの温泉は
ちょっと熱めの透き通った湯です。
写真の白壁の窓の部屋から、
牧水さんも風景を眺めたことでしょう。
当時のままに、牧水宿泊の間がそのまま残されています。
いつもは、知人をご案内しても、
お部屋を拝見するのみでしたが、
今日は温泉をいただきに行きました。
運動不足の日々が続き、
膝の痛みが日々に増して、
これは大変、捨ておけない!
「そうだ!」
と思い出したのです。
以前、一回の入浴に、膝の痛みが取れた経験がありました。
問い合わせると、
月火以外は日帰り温泉やっているとの事。
雪のちらつく中,行ってまいりました。
帰る時には
身体がぽっぽと温まり、
膝はじわーっといい感じ。
今も痛みはありません。
何日か通えたらなあ~
このブログ、覗いて下さった皆様には
教えてしまいましたが、
行列ができたらちょっと困るかなあ・・・・・
なんて、独り占めしたくなる温泉です。
牧水さんの旅を味わいたいなあと思う方。
身体が痛くて痛くて・・・と辛い方。
静かな空気に癒されたい方。
大切に、味わっていただきたい宿です。
女将さんが心を込めて守ってくださっていることは
当たり前のことではなくて。
じんわり沁みる透明の湯を
有難く味わってきたのでした。
牧水の宿 守る人のいて 湯が
じわじわと今わたしを温める
なおみ