日曜日の新馬戦と重賞を振り返る | 毎日が一口馬主!

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8/2札幌5R芝2,000m

優勝 バニシングポイント  牝 父Tapit、母 Unrivaled Belle、ルメール騎手、藤沢和厩舎、

長谷川 祐司オーナー

 

 

1着バニシングポイント  父Tapit

2着フォルテデイマルミ  父オルフェーヴル

3着タスマンハイウェイ  父キンシャサノキセキ

 

札幌のターフで、世界的な超良血馬のバニシングポイントが外枠から逃げて、7馬身差で圧勝した。

父は名種牡馬のタピット、母は米GI・BCレディスクラシックの勝ち馬アンライヴァルドベル。全姉に

ダートGI3勝を挙げた一昨年の全米最優秀古馬牝馬ユニークベラがいる。2019年の米キーンランド・セプテンバーイヤリングセール(1歳競り)で、150万ドル(約1億6000万円)で落札された。

 

逃げるにあたって、前脚の伸びが半端ではなかった。これでも騎手的には「ビッグベイビー」との

コメントだが、ダート寄りの血統馬が芝での圧勝。次走は東京の秋開催を見据えるとの事だが、

ケンタッキーダービーを目指す可能性もあるらしい。ド派手なスター候補が誕生した。

なお、最近新馬戦を連勝していた広尾サラのフィルメーザ(小手川厩舎)は、7着に終わった。

 

 

8/2新潟5Rメイクデビュー芝1,600m

優勝 ハヴァス 牝 父ルーラーシップ、母ペルフィカ、丸山元気騎手、橋口慎厩舎、

ノースヒルズ

 

1着ハヴァス   父ルーラーシップ

2着プラウドルック  父ディープインパクト  社台オーナーズ

3着ウインミニヨン  父ダノンシャンティ ウイン

 

アパバネの娘であるアカイトリノムスメが参戦して注目された新馬戦。勝ったのはノースヒルズの

ハヴァスで、5F 61.2秒のスローを2番手から抜け出して快勝。2着にプラウドルック、3着には

追い込んでウインミニオンが入った(ダノンシャンティ産駒だが、上り33.2秒にはややびっくり)。

 

サンデーRのジオストラ(父ロードカナロア、母ハッピーパス)が続いて4着。アカイトリノムスメは

それほどは仕上げない国枝厩舎の新馬戦らしく、人気を裏切り7着に終わった。

勝ったハヴァスは、次走は丸山騎手で新潟2歳Sを目指すとの情報。注目したい。

 

 

8/2新潟6Rメイクデビュー芝1,200m

優勝 デイトンウェイ 父リアルインパクト、母ビバリーヒルズ、岩田望騎手、野中厩舎、シルク

 

1着デイトンウェイ  父リアルインパクト シルク

2着ナムラスバロー 父エピファネイア

3着ヒマラヤクリス  父シニスターミニスター 

 

 

ロードのダノンスマッシュの全妹、フライングバレル(牝、安田隆厩舎)が人気を集めて出走したが、

抜群のスタートを決めつつも、右に左にと振れてしまい4着まで。勝ったのは、狭い最内を突いた

シルクのリアルインパクト産駒、デイトンウェイだった。

 

タイムは1:11:6。同日1Rの2歳未勝利戦より1.5秒遅かったから、各馬とも次走はまた試金石だろう。

但し、最内でかなり窮屈だった勝馬は、次走は伸び伸びと走れるので、変わり身を期待したい。

また、リアルインパクトの2年目産駒としては初勝利となった。

 

 

 

最後に、札幌11RのクイーンS(GⅢ)では、東京サラブレッドクラブのレッドアネモスが、最内枠を

活かして直線でインから抜け出し、見事な重賞初勝利を飾った。

 

レッドアネモス 4歳牝 父ヴィクトワールピサ、母マチカネハヤテ、吉田隼騎手、友道厩舎、優勝

 

 

札幌競馬場の芝は、道中はインのラチ添いを通った馬がかなり有利な状況が続いている。

このレース、「コントラチェックが行ってそのまま」と思っていたのだが、存外先行出来なかった。

レッドアネモスの吉田騎手は、道中はじっと内を回り、4角で各馬がコーナーを殺到する中でも

じっくりと貯めていたのが良かったと思う。

 

 

元々は3歳で白百合Sを制した素質馬。募集額で僅か16Mの馬が、見事に重賞ウイナーとなった。

(このレースは、一昔前にレッドリヴェールが、ゴール前スカッと差されて2着に負けたレースであり、

同じ勝負服がリベンジしてくれたのは、良かったなと思っている)。

 

陣営及び出資者の方は、誠におめでとうございましたお祝い。以上、日曜日の競馬でした。