芝の2歳戦について、振り返りたい。
11/14阪神11R デイリー杯2歳S(GⅡ) 芝1,600m
優勝 レッドベルオーブ 父ディープインパクト、母レッドファンタジア、福永騎手、藤原英厩舎、
東サラ
1着レッドベルオーブ 牡 父ディープインパクト 東サラ
2着ホウオウアマゾン 牡 父キングカメハメハ
3着スーパーホープ 牡 父キズナ
3F35.0秒のスローから、後半5F57.4秒の激流になり、直線の最内からレッドベルオーブが勝利。
終始かかり気味だったが、最後に抑え切った辺りの勝負根性は光った。レコードの決着。2歳の
マイルの勝ちタイム1:32:4はミッキーアイルに次いで2番目。
但し、3着馬迄が1分32秒台での走破を果たしており、超高速の馬場でもあった。
11/15阪神9R 黄菊賞(1C) 芝2,000m
優勝 アドマイヤザーゲ 父ドゥラモンド、母アコースティクス、ルメール騎手、友道厩舎、
近藤 旬子オーナー
1着アドマイヤザーゲ 牡 父ドゥラメンテ
2着クインズラベンダー 牡 父ハーツクライ
3着スタッドリー 牡 父ハービンジャー シルク
5頭立て。5F62.6秒のスローの競馬。前走中京でレコード勝ちのクインズラベンダーをめがけて、
スタッドリー(福永騎手)が襲い掛かるも、交わせそうで交わせない。
2頭の漁夫の利という訳ではないが、5頭の一番後ろにいたアドマイヤザーゲが、上り33.4秒の
豪脚で差し切った。切れる。同馬の半兄には、2009年のダービー馬ロジユニヴァースがいる血統。
「今頃また母アコースティクスか、、」とは思ったが、セレクトセールで5400万円の取引馬だった。
クインズラベンダーは、この日は目標にされた面もあった。ルメール-川田-福永での叩き合いの順。
出資馬のスタッドリーは、上位2頭に届きそうで届かない辺り、少しだけ力負け。但し、小倉新馬で
9着に惨敗後、道悪競馬で2戦目を勝っての3戦目だった。高速馬場に対応できた点は良かった。
11/15福島10R 福島2歳S(Op)芝1,200m
優勝 ルクシオン エイシンフラッシュ、母ヘヴンリーヴォイス、西村騎手、河内厩舎、ノルマンディー
1着ルクシオン 牝 父エイシンフラッシュ ノルマンディー
2着サニーオーシャン 牡 父ゼンノロブロイ
3着ビーマイベイビー 牡 父ジョーカプチーノ
4着フォドラ 牝 ロードカナロア 1番人気
福島の今年ラスト開催で、ノルマンディーの熊本産馬が快挙。一旦フルゲートの最後方近くになり、
もたついて見えたのだが、かなり外目を追い出すとグイグイ伸びてOpen勝ちを飾った。前々走が
ハイレベルの小倉2歳S。前走がポールネイロンの勝ったききょうSで共に4着。これまで強敵相手に
揉まれてきた経験も活きたのではないかと思っている。
2着もハイペースの中で馬場の中団を差してきた。嵌った感じで、インパクトはルクシオンの方。
3着馬と4着馬のフォドラは、気持ち速いハイペースの中、馬場と展開が向かなかった。-続く