パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

いつもいいね!やコメント、シェアなどありがとうございます!

17ライブで動画配信もはじめました。

ほぼ!毎日30分のストレッチを夜の9時から配信中!

たまにバレエについてのつぶやきをアメンバー限定で公開しています。

さて、それでは行ってみましょう!

ここはビシュケク、キルギスタン!

中央アジアのキルギス共和国で暮らす、バレエ家族の日常。

今日はどんなことが起こるかな?

みなさまおはこんばんちは!

 

今日も午前中のうちにストレッチのクラスに行ってまいりました。

 

ストレッチのクラスはさすが新体操経験者だけあって

じっくりできてとてもいいです。

自分では思いつかないストレッチ方法で勉強になります。

 

まあそんなわけで24回分のチケットを

消化すべくぼちぼち通っているのですが

 

バレエクラスの担当もこのストレッチのクラスと同じような感じで

(何人もいますので全員かはわかりませんが)バレエの先生じゃない。

 

でも

習っている人たちが全くの超初心者なので

問題ないんですねかね…。

 

初級クラスだとしても自分のできることを

すべて出し切ると、普通のクラスにでるより

めっちゃ疲れる現象も味わえますので

受けれるときはバレエクラスを選んでいます。

 

そんな日曜日。

 

遂に恐れていたことが起こってしまいました。

 

別に恐れてはなかったか…

むしろ望んでいた!?

 

バレエ団の人が教えに来ていた。

 

しかも男子!卒業したばっかり!

 

バレエ団の中で顔見知りはほとんど退団しているので

私のことを知っている人はほとんどいません。

ゆえに身バレを恐れることはないのですが

なぜかドキドキしてしまいます。

 

と、思ったら

周りのおばさま方もそわそわしていた。

 

なんならこの前のストレッチの先生も混ざってた。

 

そう!

 

めちゃくちゃイケメンだった~

だから私ドキドキしちゃったのかしら(笑)

 

イケメンというのは何も顔だけではないのですよ。

姿勢!立ち姿!脚長ぇ!

 

ロシア人で背が高い金髪のバレエの若者が

イケメンじゃないはずがないじゃない!!

 

そういえば、私この国にきて

バレエダンサーっぽい男子を今まで見たことないかも!?

 

キムキミンくらいか?

 

キムキミンを出してきて比べるな!って感じですが

それくらい、道であっても普通のおじさんにしか

思えない人しかいないですよ。

 

ってことは、この青年も輸出されてしまうのかね~

もったいないね~

 

妄想ですが…

 

見た目がすごくバレエの人だった!ってだけで

どの程度踊れるのかまではわからないですが

背が高くて立っているだけでサマになるので

王子コースかもしれません。

 

まあそれはいいとして…

 

バレエ学校卒業したてだけあって

懇切丁寧に説明してくれました。

 

ロシア語で。

 

顔を見ただけでは私はキルギス人に紛れるので

途中まではおとなしく話を聞いている人と認識されます。

 

言っていることは何にもわかりませんが

やることは大体わかるのでスムーズにレッスンは進む。

 

しかし、イケメン王子は途中から

動きの説明をしてみんなで復唱するという

暴挙に出た。

 

予想「タンジュは床を掃除してつま先を伸ばしながら出す」

とロシア語で言う。

それをみんなで言ってから、王子が「タンジュとは?」と

それぞれに質問をして

生徒が一人ずつ答えるというね…

 

覚えられんのよ。

「だらだらあだら」って聞こえるから。

 

オチの宿命か…

私が一番最後に質問される場所におり

 

王子に「タンジュとは?(予想ね)」と

聞かれるも、ニヤニヤしかできない(笑)

怪しい(笑)(笑)

 

 

最初なら「あんた何にも聞いてないのか!?」って感じで

怒られるところですが

 

何度かご一緒した方がいて

「その人はロシア語わかんないのよ」って

言ってくれました。

 

言っていることはなんとなくわかるんですけどね

答えるのは難しいのですよ。

 

今聞いたフレーズを言う。のも結構難易度高いですよ。

 

なんせ「だらだらあららだっら」だから。

 

しかし、王子は諦めてくれず

その後も

質問コーナーは続く。

 

いうには言ったけど即座に忘れますね。

 

 

さて、見た目で「バレエの人!」と思われるように

なりたいと思っていても

王子のようにはいきません。

 

ただ、超初心者の中に混じると

バレエの人には私は初心者ではないとバレます。

 

まあ無か無じゃないか。しかいないから

自慢じゃありませんよ。

むしろ、新体操のコーチから見たら、私は

「ちょっと体が柔らかい人」にしか映らないんです。

 

バレエのことを知らないからね。

 

だからバレエを教えるなんてことができてしまうのですよ。

逆に。

 

 

そんなわけで

イケメン王子から「なにかしてた?」と

いぶかしがられ、うまく答えられず

「だーだー」言ってしまった。

 

ダーはYESの意味です。

 

やってたさ。何十年も!なんなら王子よりも長いぜ!

と、いつかロシア語で言えるようになったらいいのにね~

 

でも話し出すと面倒くさいこともたくさんありそうなので

ロシア語しゃべれない体(てい)で貫くっていうのも

一つの生き抜き方です。

 

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