5歳児にもある踊り心と勝負心 | パパはバレエダンサー

パパはバレエダンサー

パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさま間が空いてしまいましたがお元気ですが?

 

私は日々時間に追われながら

泣きながら生活しております。

 

生き物、私を除いて8つの生命体維持をするので手一杯です。

 

その中の次女という新体操女子が昨日大会に出てきました。

 

もちろんノーマスク!

 

ごった返した体育館はキラキラのちびっこでいっぱいでした!

 

私がファンを公言している10歳のアルちゃんも見られました!

 

はじめて生で大会で踊る姿を見たのですが

「ちっちゃい!!」

 

こんなにちっちゃかったんだ!?ってくらい子どもでした。

 

そりゃ10歳なので子どもまっさかりなのですが

ただでさえ細くて、でもその小さい体から繰り出される技は

ものすごく高度なのです。

 

この前の海外遠征でも

ほかのコーチから「あの子はいいわね!」と言われたと聞いて

ロシア人もご満悦。

 

なにがなんでもこの子だけは手放してはいけない!というくらいの

クラブの宝なのです!と私が勝手に言っているだけ。

 

そう、10歳です。

 

普段着ではフツーの女の子で

ロシア人が「カルトーシカ(芋)」と呼んでいる10歳の女の子。

 

フロアにでると別人のように顔つきも変わるのです。

 

次女は5歳。

 

5年で少しでも近づけるようにがんばってほしいですけど

 

半年前に出た大会ではまだまだ踊らされている感がして

どっちかというと微笑ましいダンスをしていた次女でした。

 

しかし!昨日の次女は違いました!

 

すっかり競技者になっていました。

 

ダンスも「踊り」になっていたのです。

 

何と説明していいかわかりませんが…

 

私は「キメ」がはっきりしている踊りが好きで

ビシッとバシッとポーズが音に合うと気持ちいいですよね!

 

そんな踊り方を次女がしだしたのです!!

 

しかも笑顔!!

 

ちびっこカテゴリーでやっていた子は少ないように思います。

 

まだ音に合わせてとか、キメポーズとかあんまり考えてない年齢だからだと思います。

 

5歳以下のカテゴリーなのでまだ幼稚園児ですもんね。

 

もちろんつなぎの丁寧さとか、ポーズの完成度とかは全然低レベルなんですけど

 

私はどちらかというと踊り心見えたほうが好ましいので

次なんだっけ?に追われている子よりも全然上手に見えるもんね!!と

親バカ目線で感心してしましました。

 

そして勝負心というのも点数がつく新体操には重要だと思いました。

 

次女は全員一位のポディウムに3人で立つときも絶対に真ん中を譲りません。

横一列になるときも肘が自分より前に出ている両脇の子たちを

かき分けて前に出てくるような子なのです。

 

大きい順に表彰されるときも

なんで自分の名前が真っ先に呼ばれないのかと憤慨するほど

勝ちたい欲があるようです。

 

というか目立ちたいのか??

 

長女にはそれがないので

控えめに「みんなが終わってからでいいです」のスタンスだから

新体操に向いてないと言われてしまいました。

 

新体操は舞台(フロア)に一人で出ていかないといけないので

度胸がないと難しいですね。

 

段々と慣れて度胸もついてくるものと思いますが

最初からそれがある次女は大会を楽しめているようでうれしい限りです。

 

勝負心と言いましたが

勝負に挑むためにはそこまでできる限りの努力をしたという自信が必要です。

 

勝てなくて悔しいという思いも

努力があってこその悔しいでなければいけません。

 

カードゲームなんかで負けが分かると「もうやめた!」と怒ってやる気をなくす人がいますが

私はそういう人です(笑)

そういう人は気持ちを修正する練習が必要ですよね。

 

まさにそれを大会で見てしまって「このことか」と苦笑してしまいました。

 

アルちゃんと同い年のクラブのその子は

ロシア人曰く「すべてのものを持っている」子だそうです。

 

ただし度胸がない。

 

そして負けが分かるとやる気をなくす。

 

素晴らしいスタイルと柔軟性で颯爽とフロアに出てきた彼女は

みんなが期待を寄せますが

しょっぱなボールを落とすとそこからは

笑顔も消えて新体操素人の私が見てもわかるほどにやる気消失。

 

もうね、どんよりしているのです。動きも技も顔も!すべてが!!

 

そして曲が終わると怒って帰っていきました。

 

彼女は大きい大会になると

怯えて棄権する常習犯で

ママも困っているんだとか。

 

確かに海外遠征でそれやられたら

嘆くわ。

 

そういう子は調子いいときはいいので

なんだかんだと選ばれちゃうんですよね。親もやらせたいみたいだし

その子も練習では生き生きしているのに、もったいないです。

 

心の強さはテクニックよりも重要かもしれません。

 

次女がどこまで新体操がんばるかはわかりませんが

打ち込めるものが子ども時代にあるのはいいと思うよ!おばさん!!

 

長女は次女が一日主役で面白くなかったようですが

アナタはあなたで頑張ってもらわないと

くるみ割り人形のマーシャ獲得戦にも挑めなくなりますよ。

 

と言ったら「マーシャって誰?」と言われてしまいました。

 

もうくるみ割り人形のシーズンですね。

 

子どもたちにもバレエを見せなければと思った今日この頃でした。

 

イベントバナー

 

 

 

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ バレエへ
にほんブログ村

 

 
バレエランキング