バレエはなぜ子どものころからが必須だと言われるのか? | パパはバレエダンサー

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パパはロシア人バレエダンサー。中央アジアはキルギスタン
ビシュケクというところで暮らしています。
娘が2人、猫2匹。夢だったバレリーナ・・・
気が付けばバレエダンサーの嫁になってました。
いろいろ突っ込みどころ満載の
日々の暮らしを漫画でアップします。

みなさまこんにちは!

 

最近衝撃的な言葉を聞きまして!

 

コメントしてくださった方は何の気なしの言葉だと思うのですが

「そうだったのか~!」と胸に突き刺さりました。

 

それはまた後日話すとして(今じゃない?!)

 

その中に「バレエで脳トレ」というのがありまして。

 

大人からバレエを始めるミセスの中にはバレエを脳トレとしてもとらえている方がいるらしい。

 

まぁ、脳トレにならないとは言わない。

 

私もそう言ってバレエ沼に放り込んだ友だちがいます。

 

私も、一通り先生が説明した後に

「ではこれを裏から(ニヤリ)」という

オーダーは大っ嫌いです!!

 

裏というのは

前からだったものは後ろから

アンディオールだった回転はアンデダンに

アンファセはクロワゼに!

というように

全部を逆にするということです。

 

これは脳トレになるよ!

 

日々の順番を覚えるのはもはや通常過ぎて

それほど苦ではありませんが

長くやっていても間違えることはあるし

忘れることも頭に入らないこともあります。

 

やはりこれらは「慣れ」なので

そういう意味では子どものころからのアドバンテージは多少あると思っていました。

 

しかし!!

 

それはもっと深く深く関係あるのではという思い付き。

 

「バレエは子どものころから」

とはよく言われますよね。

 

うちの両親は社交ダンスの先生なのですが

「男性は上達に女性の10倍時間がかかる」

と言っていたのをよく覚えています。

 

男性はリーダーとして自分でダンスを組み立てないといけないからかな?と思っていたのですが

バレエはそういうわけでもないけど

男性ダンサー(絶対数が少ないので何とも言えませんが)と

女性ダンサーのレベルが同じくらいかと言われると

頭を抱えます。

 

バレエ学校でも男子はしょうもなくても

数が少ないので競争することもなく残ります。

 

だからこそ、素晴らしい男性ダンサーは貴重なのです。

 

あぁ。こういうふうに男性女性を連発すると

このご時世危険ですけど

100%そう!と思っているわけではありませんので

怒らないでくださいね…

 

バレエに限らず

ダンス系は女性の方がおおむね呑み込みが早いような気がします。

これもみんながみんなではないですよ!!

 

ここで私にできてロシア人にできない事を考えてみました。

 

私は「テレビのドラマを見ながら、雑誌をペラペラ、ネイルしつつ電話で友だちと会話」というのができます。

 

しかし、ロシア人はテレビを見たら私が声をかけても全然反応なし。

 

電話をしていたらほかのことは手につかないし

一度に複数のコマンドを処理することができないのです!

 

一般的にこれが男性と女性の特徴と言われますよね。

 

コレだ!!

 

と思いましたね。

 

バレエにつなげますとね。

 

顔の向きと体の軸とつま先、膝

次の順番、曲を聞いて

周りに注意を払いつつ

先生のアドバイスを体現。

 

というタスクが無限にあるわけです。

 

回っている間に軸を直したり

肩が上がってないかとか

腕が上がってないかとか

パッセの膝を開こうとか

同時進行で考えているわけです。

 

考えている…というほど

深い処理ではないと思いますが

当たり前のようにたくさんの指令を

脳から体に出しています。

 

でも、大人から始めた人は

そんなに多くの指令が出せないのではないかという仮定です。

 

よく一つ気をつけたらほかは全部おざなり。という事態になってしまう人を見かけます。

 

注意されたことだけを直そうとして

「そういうことじゃないのよね~」という先生の

厳しい言葉を聞くと心が痛くなりますが…

 

言われたこと、普段していること、自分が直そうとしていること

基本の動きにバレエのルール…曲、振り、表情、本当にたくさんの

タスクがずっとずっと続くんですよね。

 

どれだけのタスクに応えられているかが

バレエがうまくなる、ならないの分かれ道なのかもしれません。

 

子どもからだと指令するたびに脳が活性化して

神経がつながってくるんですよ、きっと。

 

そしてこれが頭がよいとバレエがうまくなる!の答えかと思います。

 

頭がよいからバレエがうまいのか。

バレエをするから頭がよくなるのか。

 

バレエの先生でも答えが出ないらしいです。

 

とうわけで。

 

順番を追うだけで脳トレにしているようではもったいないです。

 

「今日はこれ(だけ)を気をつけよう!」ではもったいないです。

 

いつも全部気をつけてください。

 

死ぬ気で順番を覚えて、体中に気を配って神経を使ってください!

 

頭は使えば使うほどよいそうです。

 

すごく疲れると思いますが

子どもからの人に負けないためには(え?勝ち負けではない?)

 

なんて熱く語ってしまうのですが

 

それこそ余計なお世話なのです!

 

何様だよ!!

 

ゴメンナサイ!!

 

スミマセンでしたっ!!

 

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