迷走神経と言う神経は聞いた事はあるでしょうか?
普通の方で知ってる方は、少しマニアックかも知れません(笑)
迷走神経は、脳神経(12対)の1つでその中でも1番長い神経です。
脳幹(延髄)からでて首の前から走り、声帯、心臓、肺、胃、小腸、大腸の一部を支配していて、副交感神経とも繋がります。
迷走神経の働きが弱くなると‥、
交感神経が優位になり、自律神経のバランスが乱れる事もあります。
それにより血管が収縮し血行不良となりコリができやすくなります。
迷走神経に問題がでる要因は‥、
整体的には、頸椎1番や2番の歪みなどです。
また迷走神経は、脳と腸をつなぐ働きもあり、それぞれが情報を伝達し合っています。
【腸脳相関】
胃腸の調子が悪いと…、 気分の方も優れなくなる。
逆に気分が優れないと…、胃腸の不快感を感じやすくなります。
また小腸は、栄養を吸収する働き意外にも、免疫とも関わっています。
多くの免疫細胞が集まり、免疫システム全体の約70%が腸にあると言われています。
小腸の働きが弱ると、必要な栄養が不足しやすくもなるし、
免疫力も下がりウイルスや細菌にも感染しやすくなります。
最近は腸は第2の脳とも言われていますが、腸の環境はマイクロバイオーム(腸内細菌)によって整えられています。
人間は60兆個の細胞から構成されていると言われていますが、
腸内細菌は、数百種類で100兆個も体内に生息していると言われています。
例えば、肥満になりやすい人は、
腸内に「肥満に関係する微生物」が多く、
その微生物が「短鎖脂肪酸」という物質を作りそれが肥満を引き起こすそうです。
腸内に「肥満に関係する微生物」が多く、
その微生物が「短鎖脂肪酸」という物質を作りそれが肥満を引き起こすそうです。
例えば、うつ病などでも、脳に対するアプローチよりも、
腸内環境を整える事により、早く改善する可能性もあります。
腸内細菌は、まだ全てが解明されてる訳ではありませんが、
一般的には3大刺激物(白砂糖、乳製品、小麦)や添加物、加工食品などが、
腸内細菌に悪影響を及ぼすと言われています。
ですので、化学調味料や添加物が含まれるスナック菓子やインスタント食品、加工食品などの採りすぎには気をつけた方が良いと思います。
そして私の臨床でも、小腸の疲労(働きが低下)してる方は珍しくはありません。
腰痛や骨盤の症状にも絡んでいるケースが多いです。
また東洋医学的に、小腸経(小腸)は心経(心臓)と対をなし、互いに影響し合うと考えられています。
五行で言うと火の属性となり、季節では夏に対応します。
ちょうど今の時期ですね(^-^)
(高血圧や低血圧、多汗、心臓の不調、焦燥感やイライラ、パニックなどがでやすくなると言われています)